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ウェルビーイングとビジネスの関係とは?実践することで得られる効果を紹介

2024 / 04 / 05

#生活 文化,#ソーシャルグッド

ウェルビーイングとビジネスの関係とは?実践することで得られる効果を紹介

ウェルビーイングとはwell(良い)とbeing(状態)を合わせた言葉で、精神面と肉体面と社会面(人間関係など)が良好である状態を指します。ウェルビーイングを実践することは、ビジネスにも大きなメリットをもたらします。しかし、自社でウェルビーイングを実現しようとした際、どのような方法を取り入れるべきか、疑問に感じている企業も多いのではないでしょうか。今回はウェルビーイングとビジネスの関係や実践することで得られる効果、ウェルビーイングを実現する方法について解説します。


ビジネスシーンでウェルビーイングが注目される理由

近年、ビジネスシーンでウェルビーイングが注目されている理由について紹介します。

ダイバーシティの重視

現代は以前に比べると、ダイバーシティについて格段に重視される社会になってきました。多様な人材がビジネスの場で共存するようになったため、各々の多様性を尊重する社会の形成が求められています。

国籍や性別、出生地、宗教、家庭環境などは個人によって異なるので、従業員一人ひとりのウェルビーイングも異なるのが当たり前です。そのため、すべての従業員にとってのウェルビーイングがきちんと実現されているかを考える機会が増えています。個々の幸せはそれぞれ異なることを企業全体で理解し、尊重し合うことで多様化社会を生き抜く企業になるのです。

働き方改革の推進

国が進めている働き方改革によって、人それぞれに合った柔軟な働き方の実現を目指す動きも加速しています。働き方もウェルビーイングを実現する要素のひとつとして捉え、個人に合った働き方を、会社全体で促進することが求められているのです。

特に、仕事や勤務形態、人間関係に関する悩みを抱えている人も多く、そうした従業員のウェルビーイングを実現のための取り組みを継続的に行う必要があります。

人材の確保・定着

少子高齢化による人口減少と労働力の減少が大きな問題となっています。また、人材流動性も高まっており、各企業が人材を確保する難易度が高くなっているのが現状です。

自社に合った優秀な人材を確保し、その人材をほかに流動させず定着を図るために、ウェルビーイングを推進することが欠かせません。ウェルビーイングが実現する企業なら、従業員の満足度も高まり、長く働いてもらうことにもつながるのです。

SDGsへの取り組み


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SDGsとは持続可能な社会を実現するために、2030年までに世界で達成すべき17の目標です。目標の中には、「すべての人に健康と福祉を」という項目が掲げられています。この目標を達成するには、より良い職場環境づくりなどに取り組むことが必要です。

SDGsの達成に取り組む姿勢は、企業活動においてステークホルダーからの評価基準になっています。高い評価を受ければ、取引先からの信頼を獲得することにもつながるため、ウェルビーイングに積極的に取り組んでいる企業が増えつつあるのです。

ウェルビーイングが企業にもたらす効果

ウェルビーイングの実現は、企業が従業員を雇用する上で欠かせない考え方です。従業員が心身ともに健康で働ける環境を整備することは、企業の将来にとって大きな価値があります。ここでは、ウェルビーイングの実現に取り組むことで企業が得られる効果を紹介します。

従業員満足度の向上

ウェルビーイングが実現されると、従業員の満足度が向上します。従業員にとって働きやすい環境が整うため、定着率が高まり離職率の低下にもつながります。
離職率が低くなると、欠員補充で新たな人材を採用する必要がないので、教育コストも削減可能です。また、現在の人員で長期的な目標なども立てやすくなり、企業全体の売上や利益の底上げも期待できるのです。

生産性の向上

ウェルビーイングへの取り組みは、生産性向上にも有効です。ウェルビーイングが実現することによって、従業員のモチベーション向上や健康状態の良好化が図れます。ワーク・エンゲージメントの高まりにより、一人ひとりのパフォーマンスの向上が期待できるのです。そうすると、企業全体の生産性も上がり業績アップにもつながります。

社外からの印象アップ

ウェルビーイングの実現に向けて積極的に取り組む姿勢は、魅力的な職場だと印象付けることができます。そうすると、求職者からの印象が良くなり、優秀な人材を確保しやすくなるのです。

さまざまな業界で人手不足が深刻になりつつある昨今、採用市場で優位に立てることは自社にとって大きなプラスとなります。優秀な人材を取りこぼさないためにも、ウェルビーイングの実現への取り組みを積極的にアピールすることが重要です。

また、ウェルビーイングの実現に取り組んでいることで企業価値も上がります。そのため、顧客にも好印象を持ってもらえるので、業績アップも期待できるのです。

ビジネスにおいてウェルビーイングを実現する方法

ビジネスにおいてウェルビーイングを実現するには、どのような方法があるのでしょうか。ウェルビーイングを実現するための方法を3つ紹介します。

コミュニケーションの活性化を図る


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風通しの良い会社は働きやすい会社といえます。上司・部下といった立場にこだわることなく、お互いに意見を言い合える関係性を作るには、社内のコミュニケーションを促進させることが必要です。サークルなど大人数で参加できる社内イベントを催したり、普段から雑談をする機会を設けたりしましょう。

また、日頃接することがあまりない、社内の他部署の従業員とのコミュニケーションの場も必要です。思いがけず意気投合できる相手が見つかれば、コミュニティウェルビーイングも実現できます。

ほかにも、デジタルツールを活用するのもおすすめです。うまく活用すれば、効率良くウェルビーイングを実践することができます。デジタルウェルビーイングについて詳しくは、下記の記事をご覧ください。
「デジタルウェルビーイングが企業にもたらす影響とは?DXとの関係性も合わせて解説」

評価制度の見直す

従業員が適切な評価をされていないと感じると、モチベーションが維持できなくなり離職してしまう可能性もあります。評価者の好みや主観で評価することがないよう、明確な評価基準を設けましょう。

また、上司からフィードバックする機会を設けることも大切です。なぜその評価に至ったのか、多角的な視点で伝えることで従業員自身が納得しやすくなります。評価のフィードバックをする際は、評価者に対して人事評価研修を受けてもらうのも効果的です。

福利厚生を充実させる


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福利厚生を充実させることも、ウェルビーイングに欠かせない要素です。ウェルビーイングにはモチベーションなどの精神面だけでなく、肉体的な健康も必要となります。体が健康でなければ、万全のパフォーマンスが発揮できません。

従業員が自身の健康に関心を持ってしっかり管理できるよう、健康診断やストレスチェックなどの結果をもとにアドバイスを行う機会を設けましょう。通常の健康診断の検査項目以外の検査についても、希望があれば会社で補助するなどの取り組みもおすすめです。

また、フィットネスクラブなどを割引利用できるようにするのも良いでしょう。従業員の健康や将来の病気の予防などに力を入れることは、長期的に働いてもらう上で非常に重要です。

まとめ

ビジネスにおけるウェルビーイングの実現は、長い目で見れば自社の発展や業績アップに大きく寄与する可能性があります。現代社会は人口減少によって労働力が少なくなっており、人材確保が困難な状態です。

求職者から選ばれ、従業員の定着率を高めることが持続的な経営に必要となります。自社で働いている従業員を大切な経営資源と捉え、従業員の心身を良好に保つような取り組みを始めましょう。

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