プレミアムフライデーに関する実態調査
プレミアムフライデー定着なるか
利用者は4%にとどまるが、次回実施への期待感もうかがえる
-プレミアムフライデーに関する実態調査-
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、東京都・政令指定都市がある都道府県に在住する20~69歳の有職者男女を対象に「プレミアムフライデーに関する実態調査」を実施しました。
調査背景・目的
月末の金曜日の終業時間を午後3時に早めるよう企業に呼びかけ、消費の拡大と働き方を改革することを狙いとした「プレミアムフライデー」が今年の2月24日に初めて実施されました。
そこで本調査では、2月のプレミアムフライデーの利用有無や満足度、利用方法のほか、非利用者の利用できなかった理由、次回となる4月のプレミアムフライデーの利用意向などについて聴取を行い、その実態を明らかにしました。
調査結果 (一部抜粋)
2月(今回)のプレミアムフライデーは「利用する気はなく、利用しなかった」が69%で最多。「利用した」は4%、「利用したかったが、利用しなかった」は26%となった。利用者は全体の1割以下だが、満足度は75%と高い。利用者の傾向として、職場のフレックス制度を取得しやすい、従業員規模が1,000人以上、月平均残業時間が15時間以上などが判明した。 <図1-1,図1-2,図1-3>
「利用したかったが、利用しなかった」理由では「仕事が忙しかったから」が36%で最も多く、次いで「早帰りしにくい雰囲気だったから」が27%となった。「その他」の内容では「会社で認められていない」「サービス業なのでできない」など職場環境や業務内容によって実現しにくい様子がうかがえる。 <図2>
今回のプレミアムフライデー利用者・利用意向者は次回の利用意向も高い(それぞれ77%、65%)が、今回利用意向が無かった人は次回の利用意向も14%と低く、プレミアムフライデー利用には消極的であるとみられる。プレミアムフライデーに今回行ったことと次回行いたいことでは、どちらも「買い物」「家でゴロゴロ」がTOP2となったが、「旅行」、「映画を観る」が次回行いたいこととして新たに挙げられており、それらに関連したサービスを打ち出すことで消費拡大の可能性が見込まれる。 <図3-1,図3-2>
調査内容
□ 属性設問(性別・年代・職業・業種・勤務地・企業規模・所属部署・役職・未既婚・同居家族・子どもの学齢)
□ フレックス制度の利用しやすさ(SA)
□ 1カ月の平均残業時間(SA)
□ 平日午後の半休取得ですること(MA)
□ プレミアムフライデーの認知(SA)
□ プレミアムフライデーの利用有無(SA)
□ 4月のプレミアムフライデー利用意向(SA)
□ 4月のプレミアムフライデーでしたいこと(MA)
□ 1カ月間で自由に使える金額(SA)
□ 世帯年収(SA)
□ プレミアムフライデーの日の退社時間(SA)
□ プレミアムフライデーでしたこと(MA)
□ プレミアムフライデーで使った金額(SA)
□ プレミアムフライデーを一緒に過ごした人(MA)
□ プレミアムフライデーの計画時期(SA)
□ プレミアムフライデーの満足度(SA)
□ プレミアムフライデーの非利用理由(SA)
□ 職場のプレミアムフライデーの利用しやすさ(SA)
調査概要
- 調査手法
- : インターネットリサーチ
- 調査地域
- : 東京都・政令指定都市がある都道府県
- 調査対象
- : 20~69歳の男女、フルタイム勤務の有職者
- 調査期間
- : 2017年2月25日(土)~2017年2月27日(月)
- 有効回答数
- : SC 2,533サンプル/本調査 774サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
- 会社名
- : 株式会社クロス・マーケティング https://www.cross-m.co.jp/
- 所在地
- : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
- 設立
- : 2003年4月1日
- 代表者
- : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
- 事業内容
- : マーケティングリサーチ事業
マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
◆本件に関する報道関係からのお問い合わせ先◆
- 広報担当
- : マーケティング部
- TEL
- :03-6859-1192
- FAX
- :03-6859-2275
- : pr-cm@cross-m.co.jp
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。 <例>「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」