代表的な調査手法
WEB定量調査
利用者の実態や意識について、ネットリサーチなどを行うことでより正確に傾向を把握できます。
グループインタビュー調査
利用に至らなかった理由など、選択式の回答では表すことのできない内容についてグループインタビューで深堀って聴取することで、潜在的な意識を把握できます。
調査対象者
一定期間内(頻度)利用者
サービスの利用実態に関する詳細内容を聴取する上で、比較的新しい記憶を有している方の回答の方が信頼性が高く、より現状を反映しているため。
自社の売上を支えているユーザの属性、利用目的を把握する
「使用頻度×利用単価×人数」より推計される【売上シェア】より、“売上に大きく貢献している人”の利用目的やプロフィールを明らかにします。
売上シェア(単価×頻度×人数)
結果の見方(例)
- 売上シェアからは「単価・低×頻度・高」層が最も売り上げに貢献していることがわかります。
- この層の属性は、「男性30代」が最も多いこともわかりました。
- なお、別分析から、この層の利用目的は「手早く食事を済ませたい」がトップでした。
- これらから、売上に貢献しているのは、単価は低いものの高頻度に利用する人であり、「手早く食事を済ませたい」ニーズが高く、主な属性は「男性30代」といえます。
各利用シーンにおける競合を把握する
利用シーン毎に「他に候補になった競合」を明らかにすることで、流出防止策・流入促進策に役立てます。
「手早く食事を済ませたい」シーンにおける検討率
結果の見方(例)
- 図の中心は自社の「クロスバーガー」で、矢印→は手早く食事を済ませたいシーンで候補になった競合です。矢印の近くにある数字は直近利用時に他社を候補にした割合です。(手早く食事を済ませたいシーンで、クロスバーガーを利用した人のうち、フライドチキン☆☆が候補だった人は3.2%)
- 「手早く食事を済ませたい」シーンでクロスバーガーを利用した人のうち、候補になった割合が高い競合は、「●●バーガー 」と「■■コーヒーショップ」です。逆に、「●●バーガー」利用者も「クロスバーガー」を候補にする割合が高く、相互に競合関係といえます。流出を防ぐとともに、流入を促すことを目指すべきです。
- 一方で「■■コーヒーショップ」は「クロスバーガー」が候補になる割合が低く、一方的な競合です。流入のハードルが高いので、流出防止策を優先すべきです。
競合からのスイッチを促進するための方策を探る
カテゴリー全体に対する重視度と、自社における満足度を同じ項目で聴取し、かけあわせて分析することで、自社の強み、弱み(改善点)を明らかできます。競合の弱みもわかるので、競合からの流入促進に必要な要素も明らかにできます。
- 右上象限にある要素は、「愛着」を高めるイメージワードであり、かつ、実際に愛着が高いため、愛着醸成に貢献しているものです。
- 右下は、「愛着」を高めるものでありながら、実際の愛着度が低いので、愛着醸成に不足しているイメージワードです。
ランチ利用時におけるファストフード店重視度×店舗満足度
結果の見方(例)
- 右上領域:ファストフードにおける重視度と、自社満足度が両方高い領域。自社の強みといえます。
- 右下領域:重視度は高いのに、自社の満足度が低い領域。優先的に改善すべき点です。
- ファストフードではメニューの豊富さや安さが重視される中、 「Cross・BURGER」はその満足度が高く、強みとなっています。一方で「クーポン・特典」は重視されているけれど満足度が低く、弱みといえます。
- 競合「●●バーガー」も同様に「クーポン・特典」の満足度が低く、自社も競合も取りこぼしていることがわかります。先んじて「クーポン」対策することで「●●バーガー」からの流入を促進できると考えられます。
標準スケジュール
Web定量調査 約1.5か月
STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
調査票作成~確定 1週間~
STEP03
調査画面作成~実査 1週間〜
STEP04
データ作成 / 集計表作成 3日〜
STEP05
報告書作成 10日~
グループインタビュー 2か月〜
STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
対象者リクルート・インタビューフロー作成 3週間~
STEP03
実査準備・実査 1週間〜
STEP04
報告書作成 2週間〜
標準的な料金
Web定量
150万円~
※1000s/スクリーニング10問/本調査30問
グループインタビュー
200万円~
※4グループ/ヘビーユーザー、ミドルユーザー、ライトユーザー
納品物
Web定量
ローデータ、集計表、報告書
グループインタビュー
発言録、報告書