読書の秋、到来 紙の書籍で読むか、電子書籍で読むか
- 「読書習慣あり」は約4割と、2017年からほぼ変わらず
- 習慣的な読書に至らずとも「読書は好き」わずかに増加
- 電子書籍派の微増続く
- 読書数「増えた」 若年層に多く見られる
日中の時間が長い夏が終わり、夜が長くなる秋がやってきました。涼しく穏やかな秋の夜長には、「読書の秋」を楽しむ人も多いのではないでしょうか。
クロス・マーケティングではそんな「読書の秋」にちなみ、この時期に「読書に関する調査」を隔年で実施しています。2015年から開始し今年で3回目となる今回の調査では、読書手法の変化や、若年層の読書数の増減が見られました。
詳細をぜひご確認ください。
※2015年の読書に関する調査の詳細は こちら
※2017年の読書に関する調査の詳細は こちら
「読書習慣あり」は約4割と、2017年からほぼ変わらず
読書習慣の有無を2015年調査・2017年調査の結果とともに比較をしてみました。2015年調査時点では「読書習慣あり」と「読書習慣なし」が約半数でしたが、2017年調査時点で「読書習慣あり」が2015年の50.8%から39.4%と11.4pt減少。今回の2019年調査では「読書習慣あり」が39.8%と2017年からほぼ横ばいという結果になりました。<図1>
習慣的な読書に至らずとも「読書は好き」わずかに増加
読書が好きか嫌いかの好意度では、2015年・2017年・2019年とも「読書は好き」が多い結果に。2015年から2017年にかけて「読書が好き」と回答した人が減少しましたが、2019年調査ではわずかに増加。読書を頻繁にするような“習慣化”には至っていませんが、読書自体は好きという層の存在が考えらるのではないでしょうか。<図2>
電子書籍派の微増続く
読書の手段では2015年から今回まで変わらず「主に紙の書籍で読む」という紙の書籍派が大多数を占めました。しかし、今回初めて紙の書籍派の割合が9割を切り、「主に電子書籍で読む」という電子書籍派が2017年調査から3.3ptの増加。2015年の調査以降、少しずつですが電子書籍派の割合が増えてきていることから、今後も伸びていくことも予想されます。<図3>
読書数「増えた」 若年層に多く見られる
1年前と比べて読書数はどう変化しているのかを聞きました。全体的に見てどの年代も「変わらない」が多いですが、男性15-19歳と、女性20-29歳で「増えた」の割合が他の年代と比べて飛びぬけて高く、若年層におけるここ1年間での読書数増加が目立ちました。<図4>
読書が増えた理由で最も多かったのは「読みたいと思う本が増えた」となったこともあり、なんらかのきっかけで新しい本と出会い、そこから読書数が増えたのかもしれません。
お気に入りの一冊だったり、今まで読んだことのなかったジャンルの本だったり、秋の夜長にゆっくりと読書する時間を作ってみてはいかがでしょうか。
掲載したアンケート結果以外に、さまざまな項目での調査結果を用意しています。
詳細は無料ダウンロードしてご覧ください。
その他の調査項目
- 本の購入基準・購入手段・読書に使う金額
- 書店への来店頻度
- 紙の書籍と電子書籍の利用方法・利用意向・使い分け方
など
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県) |
調査対象 | 15〜69歳の男女 |
調査期間 | 2019年10月11日(金)〜10月14日(月) |
有効回答数 | 1,200サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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<例>「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」
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