消費動向に関する定点調査(2022年5月)
※本調査とは別に、2020年3月より新型コロナウイルスによる生活者の動向変化を観測するため、 「新型コロナウイルス生活影響度調査」を継続して毎月行っております。
- withコロナの今、消費行動は活発化しコロナ禍前に近づく
- 一方、景気の見通し「悪くなると思う」が半年間で19ptの増加
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調査結果トピックス
【生活実態・消費動向の推移】
生活実態について、今回調査では「自宅で過ごす時間」が前年同期より18ptの低下、コロナ禍となり一気におうち時間が増えた2020年5月からは46ptと大幅に低下しており、低下傾向も続いている。また、「給与所得」は前年同期より10pt、2020年5月からは23ptの上昇であり、コロナ禍前の水準近くまで回復している。
消費動向については、“外食”“旅行”“店舗・レジャー施設利用”分野での回復が顕著であったものの、コロナ禍前の水準には戻ってはいない。3月22日から全国の宣言が解除されたこともあり、「国内旅行の回数」は前年同期より37pt、「飲酒目的の外食頻度」は28ptと大きく上昇した。他に上昇が目立ったのは、「食事目的の外食頻度」「ファミリーレストラン」「カフェ(コーヒーショップ)」「デパート・百貨店」「映画館」など。外出行動が確実に増えたことから「中食の購入頻度」と「内食の頻度」は、前年同期より10pt以上低下した。<図1>
【今後の景気の見通し】
今後1年間の景気の見通しについて「悪くなると思う」と回答した人は、前回調査(2021年10月)の27%が最低値となり、今回調査は46%と19ptの増加に転じた。次いで多いのは「変わらないと思う」で42%。この半年間で光熱費やガソリン、食品の値上げラッシュが続く中、世界状況の不安要素もあり、今後の景気の見通しは「わからない」が8割を占めた。<図2>
【キャッシュレス決済】
キャッシュレス決済の利用者は93%、種別は「クレジットカード」82%、「QRコード決済」48%、「交通系ICカード」42%が上位である。「QRコード決済」は日本でのサービス開始から約10年、半数近くの人が利用する決済方法となった。キャッシュレス決済の今後の利用意向「やや+利用したい」は74%であり、人々の生活に定着している様子がうかがえる。<図3>
レポート目次
□ 調査概要
□ 生活実態の前年同期との比較
□ 生活実態の推移
□ 消費動向の前年同期との比較
□ 消費動向の推移
□ 今後の景気の見通し
□ サブスクリプションサービス利用状況
□ オンラインショッピング直近3か月の利用状況
□ オンラインショッピング定期購入状況
□ キャッシュレス決済利用状況
□ スマートフォン・携帯電話の月額利用料金
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
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- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計60ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+集計表)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2022年5月2日(月)〜6日(金) |
有効回答数 | 1,200サンプル(人口構成比に基づいて割付) |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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