消費動向に関する定点調査(2021年10月度)
※本調査とは別に、2020年3月より新型コロナウイルスによる生活者の動向変化を観測するため、 「新型コロナウイルス生活影響度調査」を継続して毎月行っております。
- 宣言解除後の10月末時点、多数の分野において消費は回復傾向へ
- 値上げラッシュも響き、コロナ前の水準にはまだ及ばず
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調査結果トピックス
【生活実態・消費動向の推移】
生活実態について、今回調査では「労働時間」が前年同期より6ptの上昇、コロナ禍となり大幅ダウンした2020年5月からは、25ptと大きく回復。一方「自宅で過ごす時間」は前年同期より12pt、2020年5月からは33ptの大幅な下落である。コロナ前の状況(労働時間が長く、自宅で過ごす時間が短い)に、より近づいてきている。
消費動向については、多数の分野で過去最低値を記録した2020年5月時点と比較したところ、多くが回復傾向を示した。特に「ショッピングモール」「ジム・トレーニング施設」「ファストファッションストア」「スパ・エステサロン」「カフェ(コーヒーショップ)」の利用頻度は、いずれも2020年5月より29pt以上と大きく回復した。ショッピング、飲食・レジャー関連施設の回復は顕著である。
前回調査(2021年5月)まで横ばい状態であった「衣類・アクセサリー」「化粧品」の購入金額や「国内旅行」の回数は、わずかではあるが、今回調査では上向いてきている。宣言解除後、人の移動が増え行動は活発化しているのは明らかである。しかし、コロナ前の消費水準まで達してない分野が多く、戻るまではまだ時間はかかると推察される。<図1>
【今後の景気の見通し】
今後1年間の景気の見通しについて「悪くなると思う」の回答割合は前回調査から大きくダウンしたものの、「変わらないと思う」は51%と半数を占める。景気悪化を懸念する声は減少したが、原油や食料品、サービスなどの値上げラッシュも重なり、消費動向と同様に景気がコロナ禍以前の水準に回復するのはまだ先と、とらえられている。<図2>
【サブスクリプションサービス・オンラインショッピング】
現在何らかのサブスクリプションサービスを契約している人は38%、サービス内容は「動画」「音楽」が中心。月額利用料金の平均は2,870円である。直近3カ月間でオンラインショッピングを利用した人は76%であり、「本・CD/DVD/BD」が購入品で最も多く、次いで「衣類・アクセサリー・バッグ」「化粧品・健康食品・ヘアケア/ボディケア用品」とファッション系の商品があがった。<図3、図4>
レポート目次
□ 調査概要
□ 生活実態の前年同期との比較
□ 生活実態の推移
□ 消費動向の前年同期との比較
□ 消費動向の推移
□ 今後の景気の見通し
□ GoToキャンペーン利用状況と今後の意向
□ サブスクリプションサービス利用状況
□ オンラインショッピング直近3か月の利用状況
□ オンラインショッピング定期購入状況
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
本レポート(全55ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。
- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計55ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+集計表)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2021年10月22日(金)〜25日(月) |
有効回答数 | 1,200サンプル(人口構成比に基づいて割付) |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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