製品力を競合と比較する
競合と比較して、評価の差を把握します。特に、自社で訴求したいポイントで評価が高いか、競合より勝てているかに注目します。
自社試作品vs競合品の評価比較
結果の見方(例)
- 自社で訴求したいポイント「テクスチャーがよい」は、競合品を上回りました。
- しかし、総合満足度において、自社(青)が競合(グレー)を下回りました。
- また、競合(グレー)は「肌への浸透感」「べたつきのなさ」「持続性」で自社より高評価。これらが総合満足度に影響を及ぼしている可能性があり、改善を検討すべきと考えます。
試作品とコンセプトの合致度の確認
試作品を使用した後に、コンセプトを呈示し、使用感との「合致度」を確認します。「合っていない」理由から、製品とコンセプトがどう乖離しているかを明らかにし、改善点を洗い出します。
試作品の使用感とコンセプトの合致度
結果の見方(例)
- コンセプト合致度は65%。
- 20代より30代で高くなっています。
- 「合っていない」理由は、「のびが良くない」「少し硬い」であり、テクスチャーを見直す等の検討が必要です。
最適な価格設定(PSM分析)
価格感を「PSM(Price Sensitivity Measurement=価格感度測定)分析」で把握します。
対象商品について、 「高すぎて買わない」 「高いと思う」「安いと思う」「安すぎて品質が不安」の4つの金額を聴取し、それぞれの交点から①~④の価格を確認します。
- (1)上限価格→これ以上高いと買ってもらえなくなる価格
- (2)下限価格→これ以上安くすると「品質が悪い?」と疑われる価格
- (3)最適価格→高くもなく安くもない、ちょうどよいと感じる価格
- (4)妥協価格→高い、安いに評価は分かれるがこれくらいでも仕方ないと感じる価格
試作品使用後のPSM分析
結果の見方(例)
- テスト品が受容される価格帯は1,800円~3,150円、最適価格は2,100円です。
- テスト品が想定している価格2,700円は、この受容価格帯に含まれていますが、「最適価格:2,100円」より高めです。価格を少し安くするか、あるいは「少し高くても買う付加価値」の検討が必要といえます。
標準スケジュール
ホームユーステスト(HUT) 約2か月
STEP01
調査企画・設計 2週間~
STEP02
対象者リクルート・調査票作成~確定 2週間~
STEP03
テスト品準備・発送 1週間〜
STEP04
テスト品試用 1週間〜
STEP05
データ作成集計 1週間〜
STEP06
報告書作成 10日~
会場調査(CLT) 約2か月
STEP01
調査企画・設計 1週間~
STEP02
対象者リクルート・調査票作成~確定 3週間~
STEP03
実査準備・実査 1週間〜
STEP04
データ作成・集計表作成 1週間〜
STEP05
報告書作成 2週間〜
標準的な料金
ホームユーステスト(HUT)
150万円~
※100s(テスト品:1商品)/Webアンケート/スクリーニング15問/本調査25問
CLT
200万円~
※100s/スクリーニング10問/本調査20問
納品物
ホームユーステスト(HUT)
ローデータ、集計表、報告書
会場調査(CLT)
ローデータ、集計表、報告書