【お知らせ】防災に関する調査(2023年)備え・実践編

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報道関係各位

株式会社クロス・マーケティング

家庭内の防災の備え「できている」は17%と低調
水・食料・電源・明かりがあってこそ、心のゆとりが生まれる

-防災に関する調査(2023年)備え・実践編-

株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑:五⼗嵐幹)は、2023年7月、全国20~79歳の男女3,000名を対象に「防災に関する調査(2023年)」を行いました。関東大震災発生から100年目の節目あたる今年、すでに地震、豪雨、台風による自然災害が起きています。今回は、備え・実践編として、備えの実施や備えている物やこと、準備していて良かったものや備えておけば良かったと後悔したもの、防災訓練の必要性とその理由などを分析しました。   

調査結果

【災害への備え】
自然災害に対する家庭内の備えを5段階で聴取した。「できている計」は17%にとどまり、「できていない計」は45%を占めた。特に20代~30代の若年層で備えができていない割合は半数を超える。<図1>
具体的な防災対策として”物の備え”では、「懐中電灯やランタン」「乾電池」が4割台、「非常食・保存食・ペットボトルの水」「カセットコンロ・ガスボンベ」が3割台であり、昨年と比べ順位に大きな変わりはない。<図2>
”室内・室外の備え”は、「避難所・避難場所の確認」「自宅近くの危険場所の確認」が3割台、”コミュニケーションの備え”では「固定電話の契約」が3割台であった。<図3・4>
最も備えられている「懐中電灯やランタン」ですら45%と半数に満たず、突発的な自然災害への家庭内の備えは脆いものといえる。

【防災対策セットや備えるもの】
災害時に準備しておいてよかったものと、備えておけばよかったものを自由回答で確認した。いずれも「飲用水・食品・生活用水(特にトイレ用)」や「懐中電灯・ランタン」や「乾電池・モバイルバッテリー、発電機」「カセットコンロ」「ラジオ」「現金」などがあがった。準備をしていた人では安心できた、助かったという声が多い。一方、備えがなく後悔した人ではインフラが元に戻るまで、食べ物や飲み物が少ない、トイレに行けない、情報・連絡の切断や取りにくさなどの不安を持ち続けることになり、心の余裕もなかった様子であった。<図5>
避難する際にすぐに持ち出せる「防災セット」の用意をしている人は37%。防災セットの置き場所は、「玄関付近」が最も多く39%、次いで「クローゼット・納戸」「寝室」など。<図6>

【防災訓練の必要性】
防災訓練の必要性について、「そう思う計」は55%であり、年齢が高くなるほど必要性を感じている人が多い。<図7>
防災訓練が必要とした人の理由は、心の構え、身体で覚える、災害時に落ち着いて行動できるようにと考えている人が多い。またご近所とのコミュニケーションも大切と感じている人も散見された。必要性を感じていない人は、 訓練に参加したものの役立つ情報が得られなかった、周りの人の危機感のなさから、避難訓練自体に疑問を呈する人も見受けられた。<図8>




図1 自然災害に対する家庭内の備え、図2 家庭で実施している防災対策/物の備え、図3 家庭で実施している防災対策/室内・室外の備え、図4 家庭で実施している防災対策/コミュニケーションの備え
図5 防災対策で準備しておいてよかったものと備えておけばよかったと後悔したもの、図6 防災セットの用意の有無と置き場所
図7 防災訓練の必要性、図8 防災訓練の必要性の評価理由



調査項目

□ 調査結果サマリー
□ 属性設問(性別/年代/居住地/地域/婚姻状況/子ども有無/同居家族人数/同居家族構成/同居子どもの年齢/世帯年収/職業/ペットの飼育状況/現在の住まい/階数/現在の住まいの築年数/居住年数/土地・地形の成り立ち/ロケーション/運転免許の保有/自家用車の保有/自家用車の保有理由/固定電話の契約状況/固定電話を契約している理由/携帯電話の保有台数/契約しているキャリア/複数台保有している理由/ポテンシャル・ニーズ・クラスター)

▼防災について
□ 防災への関心度
□ 防災の必要性を感じる

▼自然災害について
□ 自然災害への対策状況

▼防災対策について
□ 実施している防災対策(室外・室内の備え/物の備え/コミュニケーションの備え)
□ 防災の備えのきっかけ
□ 防災対策ができていない理由
□ 防災対策で準備しておいて良かったもの(自由回答)
□ 防災対策で備えておけば良かったと後悔したもの(自由回答)
□ 防災に関する普段の情報収集源
□ 防災セットの用意の有無/置き場所/購入したい価格

▼防災訓練について
□ 過去1年の防災訓練への参加経験
□ 防災訓練の必要性/その理由(自由回答)

▼参考資料
□ ポテンシャル・ニーズ・クラスター(PNCL)について



調査概要

調査手法
: インターネットリサーチ
調査地域
:全国47都道府県 ※2023年7月の一部の豪雨被災地は配信対象外
調査対象
:2022年:20~69歳の男女
2023年:20~79歳の男女
調査期間
:2022年:7月15日(金)~17日(日)
2023年:7月14日(金)~16日(日)
有効回答数
:2022年:本調査2,500サンプル
2023年:本調査3,000サンプル

※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

【会社概要】
会社名
:株式会社クロス・マーケティング https://www.cross-m.co.jp/
所在地
:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設立
:2003年4月1日
代表者
:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容
:マーケティングリサーチ事業
 マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション

◆本件に関する報道関係からのお問い合わせ先◆
広報担当
: マーケティング部
TEL
:03-6859-1192
FAX
:03-6859-2275
E-mail
:pr-cm@cross-m.co.jp

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