性格パターン分析のディグラム・ラボ社と業務提携 「ディグラム性格パネル」を活用したサービスの提供を開始

概要

従来のマーケティング活動では、生活者のセグメンテーションやターゲティングは、性別や年代をはじめとしたデモグラフィックデータを用いて行うことが一般的でした。しかし、昨今では生活者の価値観やライフスタイルの多様化が進み、デモグラフィックデータのみに頼って、生活者の購買活動の背景を把握したり、効果的なコミュニケーションを行ったりすることが難しくなっています。

このような課題に対して、当社はディグラム・ラボ社と業務提携し、「ディグラム診断*」に基づく性格パターン（ディグラム波形）を調査パネルの属性情報として新たに用いた「ディグラム性格パネル」によるサービスの提供を開始しました。本サービスでは、当社が保有する約420万人の国内リサーチ対象アクティブパネル（2018年2月末時点）に対して、「ディグラム波形」による性格パターン分析に基づくアンケート回答者の性格傾向のクラスター化を行い、サイコグラフィックデータ（価値観、ライフスタイル、趣味などの心理学的特性データ）を活用したマーケティング支援サービスをご提供します。

本サービスにより、アンケートの回答における性格パターンごとの分析に加え、プロモーション事業を行う当社グループ会社による性格パターンに基づいたターゲッティング広告の配信サービスのご提供も可能になります。

今後も当社は、様々な手法を取り入れながら、お客様のマーケティングパートナーとして、ニーズに適したマーケティングリサーチ、マーケティングソリューションを提供してまいります。

※「ディグラム診断」とは、ディグラム・ラボ社が独自に開発した性格パターン分析です。交流分析（“交流”を分析の対象とした心理療法）における性格診断法「エゴグラム」を基に、アンケート調査（定量調査）や、対面の心理テスト診断により実証実験が行われ、改良が重ねられています。

「ディグラム性格パネル」のサービスの活用例

EB定量調査での性格属性付与

性別や年代などのデモグラフィックデータに加えて、ディグラム診断による性格パターンを付与。ブランドの好意者や推奨者の性格的特徴を明らかにし、ペルソナ作成に活用。

グループインタビュー/アイディエーションでの性格パターン別リクルート

性格パターンに基づいてブランド好意者・ファンをリクルーティングし、新商品のターゲットユーザーの潜在ニーズを解明。また、アイディエーションでは、複数の性格パターンの対象者を選定することで、多様な考え方を取り込んだ共創的な議論を促進。

精度の高いターゲティング広告配信

ターゲティングにおいて、ログデータやデモグラフィックデータだけでなく、サイコグラフィックデータ軸を追加することにより、広告配信の精度を向上。

性格パターンに基づく生活者理解コンサルティングサービス

ディグラム・ラボ社が蓄積している知見を基に、従来のデモグラフィックデータ分析にサイコグラフィックデータを掛け合わせ、より正確な生活者理解を支援

マーケティングにおける「ディグラム診断」の活用法については、当社が主催するセミナーなどでも今後ご紹介してまいります。

ディグラム・ラボ株式会社について

商号：ディグラム・ラボ株式会社
代表者：代表取締役　木原　誠太郎
所在地：東京都港区芝公園１丁目－１番－１号
設立：２０１３年１月１６日
事業内容：ディグラムに関わるライセンス事業
ＵＲＬ：http://www.digramlabo.com
　

ディグラム・ラボ株式会社　代表取締役　木原 誠太郎（きはら せいたろう）氏
2013年、ディグラム・ラボ株式会社を設立。 心理学×統計学で人間の本音を分析し、カウンセリングするプログラム「ディグラム」の研究を 進めながら、同時に事業展開。オイコノミア」（NHK）「性格ミエル研究所」（フジテレビ系） 「スッキリ」「有吉ゼミ」（日本テレビ系）などテレビ出演多数。