企業ブランド好感度アップの要因分析
様々なメディアから情報を取得・発信できるようになった近年、企業に対するブランドイメージは、テレビCM等の広告だけでは判断できなくなりました。本調査では、特定の企業ブランドへの好感度が大幅にアップした事例を集め、その要因の分析とロイヤリティ向上や、周囲への口コミ効果等の、大幅アップしたことによる波及効果を探りました。
- 好感度大幅アップをもたらした体験や情報は業種ごとに異なるものの、その体験を周囲に話したことがある人は約7割。
- 一方、Webでの発信は1割に留まる。
調査結果トピックス
企業ブランドへの好感度大幅アップをもたらした体験や情報を大まかに分類すると、「電気機器」は店員・社員の対応、 「ファッション/繊維」は商品・サービス 、「飲料」は企業の本業外での取り組み、「自動車」は企業としての対応が特徴的な フックとなっている。
好感度大幅アップ体験を、周囲の人に話したことがある人は、69.4%。 一方、Webで自分の体験を発信したことがある人は、10.2%。
好感度が大幅にアップした経験を持つ企業ブランドは、[ユニクロ]が他企業を引き離しトップ。 「震災後の対応」「商品の品質・機能」「コミュニケーション」「企業姿勢」など多方面から評価を集めている。 また、2位の[サントリー]は「環境対策」や「工場見学」などのCSR活動、3位の[ソフトバンク]は、「震災後の孫氏の寄付」が 大半を占め、経営者個人の言動がブランドイメージと強く結び付いている。
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ (クロス・マーケティング アンケートモニター使用) |
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調査対象 | 関東一都六県に居住する20〜69歳の男女で、企業やブランド に対する印象が、「すごく良くなった」経験を持つ者。 |
調査期間 | 2012年5月29日(火) 〜 2012年5月30日(水) |
有効回答数 | 1,000サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります