マイナンバー制度に関する調査
- 2015年10月「マイナンバー制度」導入 内容認知率は約60%
- 知られている内容は基本的情報がほとんどで理解度は低い
- 個人情報取り扱いに対しては警戒心・不安感も強い
調査結果トピックス
マイナンバー制度の認知率としては、「他人に説明できるぐらい知っている」「名前も内容も知っている」「名前だけ知っている」と回答した人を合わせると93.4%となり、そのうち「名前だけ知っている」割合を除いた、内容まで認知している割合は60.2%になった。更に、認知内容としては「マイナンバーは国民一人一人が持つ12桁の番号(92.0%)」や「一度付いた番号は、原則一生涯同じものを利用する(78.6%)」などの基本的な情報が大多数を占めており、制度の目的などを含めた内容理解は浅い様子 <図1>
マイナンバー制度導入の賛否意向としては、全体では「賛成」(50.7%)・「反対」(49.3%)と大きな差は見られない。ただし、内訳を見ると、「どちらかといえば賛成」(42.5%)または「どちらかといえば反対」(31.1%)と回答しており全体の73.6%は明確な賛否意見を持っていない。賛否意見別の認知率で見ると、マイナンバー制度の内容認知率が高いほど「賛成」「反対」と明確な意見を持っている傾向がうかがえる
マイナンバー制度導入の賛否理由としては、【賛成】では「行政機関・公的サービスの手続きが今より便利になるから」 (73.3%)が多く、次いで「より正確な課税・年金・社会保障が可能になるから」 (48.8%)と続く。【反対】では「個人情報の流出や悪用が心配だから」 (72.9%)が1位になり、2位以降は「政府がしっかり制度を導入・運用できるか不安だから」 (70.9%)、「個人情報を保護する防止策がしっかりしているかが不安だから」 (70.6%)となった
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 15〜79歳の男女 |
調査期間 | 2015年6月19日(金) 〜6月22日(月) |
有効回答数 | 2,000サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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