未婚若者の4割に結婚願望なし!恋愛は面倒という声多数
- 未婚者の4割に結婚願望なし。理由は「恋愛は面倒」
- 既婚者の離婚検討経験は男性より女性多し
- 3年前と比べて女性の好みに変化あり。内面より重視するのは…
- 恋人はほしい!しかし自ら行動する人はわずか
「若者の恋愛離れ」。この言葉はもうこれでもかというほどいろんなところで使われていますが、果たして当人たちは本当に「恋愛から離れて」いるのでしょうか。
クロス・マーケティングでは、首都圏の20〜30代の男女800人に恋愛や結婚についてどう思っているのかを調査しました。
未婚者の結婚願望や交際願望、既婚者の離婚検討など、若者たちの意識がみえてきました。
未婚者の4割に結婚願望なし。理由は「恋愛は面倒」
未婚者の結婚願望の有無では、全体で「結婚願望はある」が56.8%、「結婚願望はない」が43.1%となりました。性年代別でみてみると、女性20代は他の性年代と比べて結婚願望が強い傾向ですが、女性30代は男性の割合とあまり変わらない結果に。
女性の方が男性よりも結婚願望が強いと思われがちですが、意外と男女の差はそんなにないのかもしれません。結婚願望がある・ないそれぞれの理由をきくと、結婚願望ありでは「家庭を持ちたい」「子どもが欲しい」という理由が多くなりました。
「周りの人たちが結婚している」「親・親戚から結婚を望まれている」など外的要因よりも、“自分自身が今後どう生きていきたいかを考えた結果としての結婚意向”という様子がうかがえました。
結婚願望なしの理由では「恋愛・結婚自体が面倒、興味なし」が最多となり、次いで「人付き合いが苦手だから」。趣味や仕事などを優先というよりも、人と向き合ったり、深く付き合ったりすることに興味がない、避けている人が多いのかもしれません。
既婚者の離婚検討経験は男性より女性多し
3組に一組が離婚をすると言われている現代の夫婦たち。
最終的に別れを選ばなかったとしても、一度は離婚を考えたことがあるのではないでしょうか。
そこで既婚者にこれまで離婚を検討したことがあるかきくと、男性で11.2%、女性で23.2%が離婚検討経験ありと回答。男性よりも女性の方が倍以上の割合で離婚を考えたことがあるようです。
離婚検討理由としては、「育児の方針の違い」「子育てに協力的ではない」など子どもに関することが多く、そのほか「両家との関係」「浮気疑惑」「経済的理由」などが挙げられました。
3年前と比べて女性の好みに変化あり。内面より重視するのは…
恋愛結婚が主流の今、結婚の前に交際期間がある人がほとんどでしょう。
お付き合いをする相手として、現在未婚の人に重視する点をきいてみました。
まず、全体として「優しい」「顔が好み」を重要ポイントとして挙げている人が半数を占め、以降「誠実」「趣味が合う」などが続きました。
また、2015年に同様の調査をした際の回答と性年代別で比較すると、2015年実施時の女性の重視ポイントは「尊敬できる」「ユーモアがある」といった相手の内面・性格面がランクインしていました。
しかし、今回の調査では「経済力がある」「金銭感覚が合う」といった金銭面を重視する割合が高くなるなど、女性が交際相手に求めるポイントに変化がみられました。
尊敬やユーモアももちろん大事ながら、ともに過ごす上での経済力や金銭感覚に重きを置く女性が増えてきたのかもしれません。
参考:2015年実施「20代・30代の恋愛・結婚に関する調査」の詳細はこちら
恋人はほしい!しかし自ら行動する人はわずか
現在、交際相手がいない人は、そもそも交際相手を欲しいと思っているのでしょうか?
今回の結果では「ほしいと思う」が56.0%、「ほしいと思わない」が44.0%となり、今は居なくてもいずれ欲しいと思っている人の方が多い結果に。
それでは欲しい派の人たちは交際相手を求めて実際に行動しているのかというと…
「積極的に行動している」は全体でわずか5.6%!
「なるべくしようとしている」を含めても自ら行動を起こしている人は3割弱。男女ともに半数近くが「特になにもしていない」と回答しています。
交際相手が欲しいなと思いつつも、必死になりたくない、居なくてもまあ良いや、ということなのかもしれません。
自分がなにもしなくても素敵な出会いがやってくる確率はきっと限りなく低いので、本気で交際相手が欲しいのであれば行動あるのみです。
いろんな生き方や多様性が認められつつある時代。
たとえ若者たちが「恋愛から離れ」たとしても、自分に合った形の幸せをみつけていってほしいと思います。
掲載したアンケート結果以外に、さまざまな項目での調査結果を用意しています。
詳細は無料ダウンロードしてご覧ください。
その他の調査項目
- 交際経験の有無
- 交際相手との結婚意向
- 不倫経験の有無
- 結婚後、妊娠・出産後の仕事継続意向
など
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 一都三県(埼玉、千葉、東京、神奈川) |
調査対象 | 20〜39歳の男女 |
調査期間 | 2018年7月14日(土) 〜7月16日(月) |
有効回答数 | 800サンプル |
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