「インドネシア2大都市・中間層の正体を探る」調査シリーズ(1)
アセアン諸国の中でも、約2.4億人という人口を抱えるインドネシアは、現在、多くの日本企業から注目を集めています。今回の調査では、インドネシアという「国」単位ではなく、大都市に住む「中間層生活者」にスポットを当て、個人の生活価値観や生活意識、買い物行動などに関する調査結果から、「性・年齢別」「都市別」にその実態を明らかにしました。
※一部の調査内容は、R&Dが毎年10月に首都圏で実施している『CORE』調査を基に、日本の同年齢層との比較を試みました。
※一部の調査内容は、R&Dが毎年10月に首都圏で実施している『CORE』調査を基に、日本の同年齢層との比較を試みました。
- インドネシア2大都市中間層:急速な経済成長と生活レベル上昇の中で、「節約」と「シンプルライフ」をモットーとする堅実生活者
調査結果トピックス
急速な経済発展で大多数の生活者が「貧富の差が大きくなっている」と実感するとともに、「自分の暮らし向きが良くなった」、「国の景気はさらに良くなる」といったポジティブな意識が強い。その一方で、「自国の伝統・習慣を守る」ことや「職場や近所との家族的な人間関係」に対する志向も強い。
女性の就業率は全体で約7割と進んでいるが、女性の職業の約4割はブルーカラー(労務職)層で占められる。
暮らし方の意識では「背伸びをしない生活」、「簡素な生活」、「節約」(シンプルライフ)に加え、「親戚・近所との付き合いを大事に」という意識が高い。「背伸びをしない生活」への意識は男性より女性、特に30〜40代女性で高い。
調査概要
調査手法 | “街頭リクルートによる1対1の面接調査”を実施 |
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調査地域 | インドネシア2都市(ジャカルタ/スラバヤ) |
調査対象 | 20〜49歳の中間層男女(世帯月間支出額:200万〜350万ルピア未満) |
調査期間 | 2013年3月2日(土) 〜2013年3月3日(日) |
有効回答数 | 218サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります