消費動向に関する定点調査(2019年10月度)
現在の消費者の暮らしの状況を、所得・消費・行動の観点で過去と比較し、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とし、2009年2月から2011年11月までは3ヵ月ごとに実施(※)、2012年からは、年2回、4月または5月と10月に実施しております。※ただし、2011年4月に東日本大震災後の生活者の動向変化を観測するために緊急調査を行っております。
本調査においては、全国1,200人の生活実態や消費動向の推移に加えて、今後の景気の見通しについてどのように考えているのかといった景況感や、オンラインショッピングに関する利用実態や意識についても調査しました。
本調査においては、全国1,200人の生活実態や消費動向の推移に加えて、今後の景気の見通しについてどのように考えているのかといった景況感や、オンラインショッピングに関する利用実態や意識についても調査しました。
- 増税後でも景気見通しは「変わらないと思う」が最多
- 労働時間は3年ぶりにマイナスに転化
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調査結果トピックス
今後1年間の景気の見通しについて、全体で50%が「変わらないと思う」と回答、「悪くなると思う」が45%で次ぎ、「良くなると思う」は5%となった。消費税増税前に実施した直近の調査(2019年5月時点)では、「悪くなると思う」が最多であったのに対し、今回調査で景気見通しは「変わらない」という傾向となり、増税前に感じられていた不安感が落ち着き、例年の景況感に回復しつつある様子が伺える。<図1>
生活時間については、【労働時間】が3年ぶりにマイナスの指標に転化。一方、【睡眠時間】【自宅で過ごす時間】が増加。特に労働時間では、「男性40代」「派遣・契約・パート・アルバイト」「世帯年収500万円未満」の層で、前年同期より10pt以上の低下がみられた。働き方にも徐々に変化が現れてきている様子が伺える。<図2-1><図2-2>
直近3ヶ月以内のオンラインショッピング利用状況は、男性は「本・CD/DVD」、女性は「化粧品・健康食品」の購入で最も利用。1回あたりの平均利用額は20代女性が12,181円と特出して高いことが判明。男性は「実店舗より価格が安い」こと、女性は「ポイントが貯まる」ことを最も重視する。<図3-1><図3-2>
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2019年10月24日(木)〜28日(月) |
有効回答数 | 1,200サンプル(人口構成比に基づいて割付) |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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<例>「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」