クラウド・コンピューティングに関する企業の意識調査(2010年7月度)
近年、IT業界における主要なトレンドの1つとして、「クラウド・コンピューティング」があげられますが、その概念自体は決して新しいものではありません。新たな用語に対する戸惑いや疑問の声も上がる中、関心を寄せるユーザー企業は増加していると考えられます。本調査は、企業の「クラウド・コンピューティング」に対する関心や認識、現状における取り組みに注目するとともに、ベンダー企業の認知度についても焦点をあてました。
- 「定義があいまい」と戸惑いはあるものの、 7割以上がクラウド・コンピューティングの利用価値に期待
調査結果トピックス
クラウド・コンピューティングには過半数近くが「関心がある」と回答しており、企業規模が大きいほど関心が高い傾向にある。
クラウド・コンピューティングをベースとしたITサービスを利用している企業は、現状全体の一割に満たないが、3割強が今後の利用に前向きで、その中でも16.6%の企業が何らかの利用計画を有している。
利用サービス分野は「営業支援(23.4%)」、「コミュニケーション(メール)(18.8%)」などが上位。
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ(クロス・マーケティング アンケートモニター使用) |
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調査対象 | 国内企業に勤務するIT関連業務の従業者 |
調査期間 | 2010年6月18日(金) 〜2010年6月20日(日) |
有効回答数 | 677サンプル |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります