健康に関する実態・意識調査(2024年11月定点ココロスタイルリサーチ)
- 4人に1人が貯蓄や将来の備えに「全然満足していない」
- 視力と記憶力は30代から、歩く力と握力は40代から衰えを実感
調査結果トピックス
【生活への満足度と価値観・意識】
生活への満足度を項目ごとに聴取したところ、「食生活」「住まい」「衣服や化粧」「家族のふれあい・団らん」が6割台で高め。一方、満足していないが多いのは「貯蓄や将来への備え」「自分の学習」「レジャー活動」であり、特に貯蓄や将来への備えに対し「全然満足していない」は27%を占める。<図1>
現在や将来への生活価値観・意識では「今の世の中は貧富の差が大きくなっている」「消費者物価の上がり方は今後ますます高くなる」「国民の生活が苦しくなることを考えると、消費税を上げるべきではない」がTOP3で、60~70代の割合が高い。<図2>
ここ数年間続いている物価上昇に賃金上昇が追いつかず、将来への不安も見える結果となった。
【現在の暮らし向き】
現在の暮らし向きを上中下の9段階で聴取し、3つのグループにまとめた。「中の下+下」は47%を占め、「中の中」は29%、「上+中の上」は24%であった。30代と40代は「中の下+下」が49~50%とほぼ半数を占めた。<図3>
【健康状態と身体の衰え】
自分の健康に対し「きわめて健康」は7%、「まあ健康」は54%、合わせて健康であると思っている人は61%である。18~29歳は「きわめて健康」が13%に対し「きわめて健康でない」が17%と上回る。「きわめて健康でない」割合は、若い世代ほど高まる傾向にあった。<図4>
身体の衰えを自覚する年代は、30代から「目(視力)」「記憶力」、40代から「歩く力(足腰)」「握力(物をつかむ、ひねる力)」で半数を超えた。特に目は50代から半数以上が生活に不便を感じるまでに達する。<図5>
【名称に対する年齢イメージ】
名称に対する年齢イメージを実数で確認した。「シニア」は平均で62.7歳、「おじさん」49.8歳、「おばさん」49.6歳であり、おじさんとおばさんとの性差はない。「シニア」のイメージ年齢は実年齢による大きな差はなかった。おじさんとおばさんのイメージ年齢は、実年齢60歳以上から年を重ねるほどに、おじさん・おばさんとシニアの年齢イメージの年の差が縮まり、実年齢75~79歳のおじさん・おばさんは57.0歳、シニア年齢は63.2歳と6歳の差となった。70代は、自分より少し下の年代がおじさん・おばさんのイメージでとらえられていた。<図6>
レポート項目一覧
□ 属性設問(性別/年齢/未既婚/居住地/子どもの有無/同居人数/同居家族/同居子ども・孫の学齢/職業/住まい/世帯年収/ポテンシャル・ニーズ・クラスター)
□ 調査結果サマリー
▼調査結果:景況感・生活全体の意識
□ 生活満足度
□ 生活領域別満足度/注力度
□ 生活価値観・意識
□ 生活関連の意識
□ 現在の暮らし向き
▼調査結果:健康について
□ 健康状態
□ 健康維持・管理のために注意していること
□ 健康のために摂取したい栄養成分
□ 病気など身体の状態
□ 医師との関係や治療に対する態度・行動
□ 喫煙状況
□ 飲酒状況
□ 運動の実施状況
□ 運動の種類
□ 運動する場所
□ ストレスの状況
□ ストレスの解消方法
□ 身体の衰えの自覚
□ 実年齢と見た目年齢の差
□ 各名称の年齢イメージ(シニア/シルバー世代/高齢者/お年寄り/老人/おじさん/おばさん)
▼参考資料
□ ポテンシャル・ニーズ・クラスター(PNCL)について
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
本レポート(全50ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。
- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計50ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+表集計)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 18~79歳の男女、人口構成比に合わせて割付 |
調査期間 | 2024年11月6日(水)~7日(木) |
有効回答数 | 本調査3,000サンプル |
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