消費動向に関する定点調査(2024年10月)
- 給与所得と預貯金は1年前と比べ上昇したものの、国内消費行動は低下
- 今後1年間の景況感は低調のまま
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調査結果トピックス
【生活実態・消費動向の推移】
生活実態DI値「給与所得」は前年同期より8ptの上昇、「預貯金」も5ptの上昇であった。「睡眠時間」「労働時間」やそれ以外の生活実態DI値は前年同期と大きな動きはなかった。給与所得は上昇しても物価高に追いついておらず、将来への懸念からか貯蓄へ回しているように推察される。<図1、2>
消費動向については、行動制限がなくなり上向いていた「国内旅行の回数」「高速道路の利用頻度」「自家用車のガソリン消費量」は前年同期より、5~6ptの低下。「海外旅行の回数」のみ5pt上昇した。「飲食目的の外食頻度」「カフェの利用」「ジム・トレーニング施設の利用」「動画配信サービスの利用頻度」は4~5ptの低下である。本調査で聴取しているその他の項目をみると、多くは前年同期に比べマイナス傾向となっており、所得があがったとしても物価高の影響からか消費を抑えている様子がうかがえる。<図3、4>
【今後の景気の見通しと消費予測】
今後1年間の景気の見通しについて「悪くなると思う」と回答した人は45%と半数近く、「良くなると思う」は6%と景況感は2023年10月より低調のままにある。<図5>
今後1年間の自分自身の消費予測は、「変わらない」が58%、「増えると思う」と「減ると思う」は同率の21%であった。<図6>
【ポイント活動(ポイ活)】
ポイントを貯めている人は82%、そのうち「積極的にためている」人は42%であり、年代が若くなるほど割合は高まり、20代は52%と半数を超える。<図7>
貯めているポイントは「楽天ポイント」68%が最も多く、次いで「Pontaポイント」53%、「Vポイント」50%。年代が高くなるほど多くなる傾向のものは「ドラッグストアのポイント」「WAONポイント」「スーパーマーケットのポイント」であった。<図8>
レポート項目一覧
□ 調査概要
□ 生活実態の前年同期との比較
□ 生活実態の推移
□ 消費動向の前年同期との比較
□ 消費動向の推移
□ 今後の景気の見通し
□ 消費予測/評価理由(自由回答抜粋)
□ サブスクリプションサービス利用状況
□ 個人投資の関心・利用・意向状況
□ ポイント活動(ポイ活)の実施状況
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
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- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+集計表)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2024年10月14日(月)~15日(火) |
有効回答数 | 本調査1,200サンプル (人口構成比に基づいて割付) |
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
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