防災に関する調査(2023年)意識編
◆備え・実践編はこちら
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20230808bousai/
- 警戒レベル4までの避難の呼びかけに対し、避難するのは57%どまり
- 避難をしない理由は「自宅の方が安全」「避難が難しい家族やペットがいる」
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調査結果トピックス
【防災の必要性と不安な自然災害】
防災の必要性を感じるかの設問に対し「とてもそう思う」19%、「とても+ややそう思う」は67%であり、年齢が上がるほど必要性が高まり、70代では” そう思う”割合が80%に達する。<図1>
不安に思う自然災害を3つまで聴取した結果、「地震」69%、「台風」52%、「豪雨」32%であった。「地震」「台風」「暴風」は防災の必要性と同様に年代が高まるほど不安度も強い。<図2>
地域別には、南海トラフ地震の可能性のある東海、四国、関東甲信、近畿地方で「地震」に対する不安が7割を超えた。また、「地震」よりも「台風」への不安が強かったのは、九州北部と九州南部であった。<図3>
【災害発生時の避難】
災害発生の恐れがある場合、どの警戒レベルで避難するかを聴取した。「警戒レベル4(避難指示)」で避難する人は39%、次いで「警戒レベル5(緊急安全確保)」の24%である。「警戒レベル1(早期注意情報)」から「警戒レベル3(高齢者等避難)」までに避難するのは、全体で19%、70代はその割合は高まり34%である。内閣府や消防庁は「警戒レベル4」までに必ず避難を呼びかけているものの、それまでに避難するとした割合は57%にとどまり、乖離がみられた。<図4>
「警戒レベルに関わらず避難しない」理由は、「自宅の方が安全」「避難所に問題がある」「避難が難しい家族やペットがいる」などの声があがった。<図5>
外出時に災害が発生した際の行動予定は、「施設にとどまり状況が落ち着いてから帰宅」は42%、「公共交通機関が止まっていても歩いて帰る」が38%と二分し、30〜50代では「歩いて帰る」が「落ち着いてから帰宅」を上回る。<図6>
【避難所】
避難指示が出た後のペット同行避難について「ペットと一緒に避難所へ行く」が46%、「ペットと一緒に屋内退避・在宅避難をする」は39%であり、ペットを飼っていることで避難所へ行くことに躊躇している人も70代を中心にある程度いるとみられる。<図7>
避難所生活になったとき不安点は「プライバシー」「衛生面」「トイレ」の3つが多く、特に60〜70代は「トイレ」への不安が6割近くと高い。<図8>
レポート項目一覧
□ 調査結果サマリー
□ 属性設問(性別/年代/居住地/地域/婚姻状況/子ども有無/同居家族人数/同居家族構成/同居子どもの年齢/世帯年収/職業/ペットの飼育状況/現在の住まい/階数/現在の住まいの築年数/居住年数/土地・地形の成り立ち/ロケーション/運転免許の保有/自家用車の保有/自家用車の保有理由/固定電話の契約状況/固定電話を契約している理由/携帯電話の保有台数/契約しているキャリア/複数台保有している理由/ポテンシャル・ニーズ・クラスター)
▼自然災害について
□ 災害への不安度
□ 不安に思う自然災害
□ 災害が発生したら不安に感じること/最も不安に感じること
▼防災について
□ 防災の必要性を感じる
▼避難について
□ 避難指示が出たら逃げるか
□ 警戒レベルに関わらず避難しない理由(自由回答抜粋)
□ 避難所生活になった場合の気持ち/不安点
□ ペットと一緒に避難するか
□ 災害発生時の帰宅意識
▼他の地域で自然災害が起きた場合の考え/気持ち
□ テレビ・新聞での情報収集
□ インターネットでの情報収集
□ SNSでの情報収集
□ 寄付
□ ボランティアへの参加
▼参考資料
□ ポテンシャル・ニーズ・クラスター(PNCL)について
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
本レポート(全71ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。
- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計71ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+表集計)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 ※2023年7月の一部の豪雨被災地は配信対象外 |
調査対象 | 2022年:20〜69歳の男女 2023年:20〜79歳の男女 |
調査期間 | 2022年:7月15日(金)〜17日(日) 2023年:7月14日(金)〜16日(日) |
有効回答数 | 2022年:本調査2,500サンプル 2023年:本調査3,000サンプル |
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