無料調査レポート

住まいに関する調査(2021年9月)

Facebook X
全国47都道府県に在住する20〜69歳の男女2,500人を対象に「住まいに関する調査」を9月3日〜4日に実施しました。居住に関する全般的な質問に加え、住宅購入やリフォーム、売却の意向、欲しい設備なども聴取。本リリースは、その中でも「空き家」「二地域居住」「住みたいエリア」をピックアップし分析いたしました。
  • 近所に空き家があるとした人は28% 東北、中国・四国、九州で高い
  • 住みたいところの条件は「治安」「交通の利便性」「商業施設」

調査結果トピックス

【空き家】

本調査2,500人の居住形態の内訳は、持ち家戸建て(49%)、賃貸集合住宅(33%)、持ち家集合住宅(14%)、賃貸戸建て(3%)である。「自宅近くに空き家がある」と回答した人は全体で28%。特に九州・沖縄(38%)、東北、中国・四国(両エリアとも37%)の地方において空き家率の高さが目立つ。近所の空き家に対し、「害虫が増えたり、伸びた枝が隣家の敷地に入るなど、周囲の家が迷惑を被る」45%、「老朽化による倒壊が心配」37%、「不審者の侵入や放火による火災など、防犯面に不安を感じる」33%と不安をいだいている。<図1>
次に、ご自身の空き家所有について聴取した。「空き家を所有している」人は3%、「将来、所有・相続する可能性がある」は10%である。所有する空き家の売却などは、「わからない・未定」が多いものの「建物と土地を一緒に売却」「更地にして売却」と売却意向がやや強い傾向にあった。空き家を管理する上で「建物や庭の維持・管理が大変」「家具などの不要物の処分や、遺品などの整理が大変」と多くの人が感じており、すぐに空き家を売却できる状態ではないことがうかがえる。<図2>

図1 近所における空き家の有無と問題点・不安な点、図2 空き家の所有有無と問題点・不安な点

【二地域居住】

コロナ禍の影響で在宅勤務が増えたこともあり、二地域居住について聴取した。「現在、二地域居住をしている」は3%、「過去に二地域居住をしていたが、現在はしていない」は4%と二地域居住経験者は7%とわずか。二地域居住の意向を尋ねると「やや+したい」は10%であり、「避暑・避寒・癒やし・くつろぎのため」「自然を感じられる環境で過ごしたい」「自分の時間を過ごしたい」が主な意向理由であった。一方、「あまり+したくない」は62%と“二地域居住”への関心は限定的であり、高くはないといえる。<図3>

図3 二地域居住の経験・今後の意向と二地域居住をしたい理由

【住みたいエリアの条件】

“次に住みたいと感じるところ”“70歳になったときに住んでいたいところ”は、「治安がよい」「交通の利便性」「商業施設が充実」「医療環境がよい」「自然災害の可能性が低い」が上位条件であり、次に住みたいところ、70歳になったときに住みたいところとの差はなかった。さらに“次に住みたいと感じるところ”の条件を居住形態別にみると、戸建て居住者より集合住宅居住者において「交通の利便性」「最寄り駅が近い」「商業施設が充実」が特に高かった。<図4>

図4 次に住みたいと感じる/70歳のときに住んでいたいところ

レポート項目一覧

   

□ 調査結果サマリー
□ 回答者プロフィール(性別・年代・居住地・未既婚・子供の有無・職業・同居家族・同居末子学齢・PNCL構成比)
□ ポテンシャルニーズクラスター(PNCL)について

▼調査結果 詳細
□ 自宅の住居形態/居住年数
□ 自宅から最寄り駅までの徒歩時間
□ 自宅の購入金額(持ち家居住者)/月額家賃(賃貸居住者)
□ 自宅選定時の関与
□ 自宅選びの決め手(価格・広さ間取り・住宅室内環境・建物/環境)
□ 自宅にある設備・機能/欲しい設備・機能
□ 賃貸居住者の住宅購入意向/購入したい住宅形態
□ 持ち家の売却予定
□ 持ち家のリフォーム経験/リフォーム内容/希望するリフォーム内容
□ 【持ち家】と【賃貸】のどちらがよいか
□ 持ち家/賃貸に関する意識
□ 【戸建て】と【集合住宅】のどちらがよいか
□ 戸建て/集合住宅に関する意識
□ 次に住みたいところ/70歳になって住みたいところ
□ 二地域居住の実態/意向/意向理由
□ ワーケーションの魅力度
□ 近所の空き家の有無/問題点・不安点
□ 空き家の所有状況/処分予定/問題点・不安点
□ あなたにとって住まいとは

本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報

  

本レポート(全62ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。

 
  • すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計62ページ分)
  • 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
  • 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
  • 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
  • 全回答の集計結果(グラフ+表集計)

 

調査概要

調査手法 インターネットリサーチ
調査地域 全国47都道府県
調査対象 20〜69歳の男女
調査期間 2021年9月3日(金)〜4日(土)
有効回答数 本調査2,500サンプル

調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります


引用・転載時のクレジット表記のお願い
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」


本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
広報担当: マーケティング部
TEL:03-6859-1192   E-mail: pr-cm@cross-m.co.jp

最新の調査記事

無料調査レポート
住まいに関する実態・意識調査(2024年12月定点ココロスタイルリサーチ)
2024年12月、全国18~79歳の男女3,000名を対象に「住まいに関する実態・意識調査(2024年12月定点ココロスタイルリサーチ)」を行いました。本調査は、生活者の意識やライフスタイルの変化の兆しを捉えることを目的として、定点で実態・意識調査を実施するものです。今回は住まい編として、現在の住まいと周辺環境への満足度、住まいに関する意識・態度、現状と理想の近所の人とのコミュニケーション、外出先から自宅に帰るときの気持ちに着目し分析をしました。 関連する調査はこちら 定点ココロスタイルリサーチ 一覧 住まいに関する調査 一覧 耐震性、セキュリティ完備、バリアフリーの家に住みたい 理想の近所の人とのかかわり方「会えば挨拶程度」が65%
# ライフスタイル # IT・家電・自動車 # 消費動向 # 時事・流行・イベント
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
おひとりさま消費に関する調査(2024年)ひとり時間の実態・意識編
2024年11月、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「おひとりさま消費に関する調査(2024年)」を実施し、ひとりの時間や外食・外出行動についての実態、意識などを全般的に聴取しました。今回は「ひとり時間の実態・意識編」として、ひとりで自由に使える時間の有無、一日の中でひとりで自由に使える時間、ひとりで過ごすことの良さ、ひとりでどのように過ごすことが好きか、ひとりで自由に使える時間の増減意向をピックアップし分析をしました。 *本調査は、ひとりの時間を外でどのように過ごしているかという点に着目し、その消費行動を「おひとりさま消費」と表しました。 ◆外出編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/20241203alone ひとりで自由に過ごす時間は2年前と変わらず ひとりで過ごすことにより、自分のペースでいられる、ストレス解消、自由を味わえる 関連する調査はこちら おひとりさま消費に関する調査
# ライフスタイル # 消費動向 # 食品・飲料・食事
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
おひとりさま消費に関する調査(2024年)外出編
2024年11月、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「おひとりさま消費に関する調査(2024年)」を実施し、ひとりの時間や外食・外出行動についての実態、意識などを全般的に聴取しました。今回は「外出編」として、直近1年間の飲食店、お出かけ・レジャー先へひとりで行った経験、ひとりで行くことへの抵抗感を中心に分析をしました。 *本調査は、ひとりの時間を外でどのように過ごしているかという点に着目し、その消費行動を「おひとりさま消費」と表しました。 ◆ひとり時間の実態・意識編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/20241212alone/ ひとりでも行くのは、ハンバーガーショップとファミレス、ショッピング施設 おひとりさま行動への抵抗感は低下したものの、経験率は変わらず 関連する調査はこちら おひとりさま消費に関する調査
# ライフスタイル # 消費動向 # 食品・飲料・食事
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
健康に関する実態・意識調査(2024年11月定点ココロスタイルリサーチ)
2024年11月、全国18~79歳の男女3,000名を対象に「健康に関する実態・意識調査(2024年11月定点ココロスタイルリサーチ)」を行いました。本調査は、生活者の意識やライフスタイルの変化の兆しを捉えることを目的として、定点で実態・意識調査を実施するものです。今回は健康編として、生活への満足度、現在や将来への生活価値観・意識、現在の暮らし向き、自分の健康状態、身体の衰えの自覚、名称に対する年齢イメージをピックアップし分析をしました。 関連する調査はこちら 定点ココロスタイルリサーチ 一覧 身体の悩みに関する調査 一覧 新型コロナウイルス生活影響度調査(健康編) 一覧 4人に1人が貯蓄や将来の備えに「全然満足していない」 視力と記憶力は30代から、歩く力と握力は40代から衰えを実感 調査結果トピックス
# ライフスタイル # 消費動向 # 時事・流行・イベント # 医療・健康
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
消費動向に関する定点調査(2024年10月)
全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,200人を対象に「消費動向に関する定点調査(2024年10月)」を実施しました。消費動向定点調査は、現在の消費者の暮らしの状況を、所得・消費・行動の観点で過去と比較し、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とし、年2回(5月・10月)実施しております。本調査においては、続く物価上昇、訪日外国人数の増加によるオーバーツーリズムの話題があがり、石破内閣が発足したばかりの2024年10月14日~15日に、生活実態や消費動向の推移、景況感・消費予測、ポイント活動の状況などについて調査をしました。。 給与所得と預貯金は1年前と比べ上昇したものの、国内消費行動は低下 今後1年間の景況感は低調のまま 関連する調査はこちら 消費動向に関する定点調査
# 消費動向
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
ペットに関する調査(2024年)意識編
2024年10月、全国に在住する20~69歳の男女5,000人を対象に「ペットに関する調査(2024年)」を実施し、ペットに関わる実態や意識・行動などを全般的に聴取しました。今回は、ペットの飼育意向、飼いたいペットの種類、動物カフェの利用意向、ペットロボット・エンターテイメントロボット試用意向、ペットを捨てることへの意見に着目し分析をしました。 ◆実態編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/life/20241029pet/ ペット飼育意向は3割、過去にペットを飼っていた人は5割超え ペットを捨てることは「許容できない」が74% 関連する調査はこちら ペットに関する調査
# ライフスタイル
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
ペットに関する調査(2024年)実態編
2024年10月、全国に在住する20~69歳の男女5,000人を対象に「ペットに関する調査(2024年)」を実施し、ペットに関わる実態や意識・行動などを全般的に聴取しました。今回は、ペットの飼育状況、種類、入手経路、ペット同伴の外出行動、関連サービスの利用や意向などをピックアップし分析をしました。 ◆意識編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/life/20241106pet/ ペットを飼っている世帯は21% 犬はペットショップで購入、猫は拾って保護したケースが多い 関連する調査はこちら ペットに関する調査
# ライフスタイル
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
宅配に関する調査(2024年)宅配全般編
2024年9月、全国47都道府県に在住する20〜69歳の男女2,500人を対象に「宅配に関する調査(2024年)」を実施し、「宅配」に関わる利用実態や意識・行動などを全般的に聴取しました。今回は、直近3か月以内に宅配サービスを利用した人に対し、受け取り方や再配達を防ぐ方法、物品宅配を利用する理由や不満点・困ったことなどに着目し分析をしました。 ◆フードデリバリー・食材宅配編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/life/20240925delivery/ 宅配全般の直近3か月の利用率は、2年前より10pt低下の38% 受け取り方は「自宅で手渡し」が依然として多く8割 関連する調査はこちら 宅配に関する調査
# ライフスタイル # 消費動向 # 食品・飲料・食事
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
無料調査レポート
宅配に関する調査(2024年)フードデリバリー・食材宅配編
2024年9月、全国20〜69歳の男女2,500人を対象に「宅配に関する調査(2024年)」を実施し、「宅配」に関わる利用実態や意識・行動などを全般的に聴取しました。今回は、コロナ禍で拡大をとげたフードデリバリー(料理宅配)と、食材宅配(食品宅配)にフォーカスをあて分析をしました。 ◆宅配全般編はこちら https://www.cross-m.co.jp/report/life/20241003delivery/ 直近3か月のフードデリバリーの利用率は15%と2年前より低下 重い・かさばるものや時間がないときの食材宅配の利用率に変動なし 関連する調査はこちら 宅配に関する調査
# ライフスタイル # 消費動向 # 食品・飲料・食事
業界/業種
支援領域
開催日:-
受付終了
ご相談・お見積もり依頼
【法人・個人様】
フリーダイヤルでのお問い合わせ
0120-198-022
※ モニター様からのお電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
資料ダウンロード