2021年6月 新型コロナウイルス生活影響度調査(外出編)
- 緊急事態宣言解除 感染対策しつつも行動範囲広がる
- コロナ禍で「国内旅行」「友人・知人・恋人に会う」価値再認識、
気持ち強まる
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調査結果トピックス
【新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度】
定点指標の「直近1週間の不安度」は7p減の35%、「将来に対する不安度」は6p減の48%、「直近1週間のストレス度」は、4p減の42%といずれも先月より減少。不安度、ストレス度ともに今年の最低値であり、特に不安度は著しく低下。<図1>
項目別の不安度も、先月に続きほぼ全項目において減少した。「重症患者増加による病床逼迫」「日本の経済が悪くなる」「他人に感染させてしまう」「感染がわかったあとの周囲の反応」「家族が感染する」に対する不安の低下が目立つ。<図2>
緊急事態宣言が解除されたこと、64歳以下の人へワクチン接種、集団・職域接種なども開始されたことが影響したとうかがえる。
【外出条件と外出時期】
国内の範囲を問わず自由に外出できる条件としては、「ワクチン接種の進行状況による」と「感染者数の減少による」が拮抗している。男性は「ワクチン接種の進行状況による」、女性は「感染者数の減少による」とした人が多い。<図3>
また、気がねなく外出できる時期を行先別に聴取し、5割を超える人が「外出可能」とする時期を確認した。年内中に外出可能としたのは「飲食店」「アウトレットモール・ショッピングモール・百貨店」「家族に会う」「友人・知人・恋人に会う」など。年明けすぐには「水族館・動物園・植物園」「県境を越えない国内観光旅行」「スポーツジム」「温泉・スパ・スーパー銭湯・サウナ」など。年明けまで期間がかかるのは、国内旅行、屋内・屋外大型集客イベント、密になりやすい施設であった。<図4>
【コロナ前と比べた外出に対する気持ちの変化】
コロナ禍により“行きたいと感じる気持ちが強まった”外出先は、「県境を越える国内観光旅行」31%、「友人・知人・恋人に会う」28%、「飲食店」27%など。体験や経験を代替手段で楽しめない(満足できない)のは、「県境を越える国内観光旅行」29%、「友人・知人・恋人に会う」22%、「海外観光旅行」21%である。<図5>
コロナ禍に外出した際の気づきとして、人が少なくて安心、ゆったりできる、マスク着用率の高さ、消毒液設置や換気のよさ、フットマークなどソーシャルディスタンスへの対応など感染予防対策が多くあがった。また、近くてもこれまで足を運んだことのない所へ行って良かった、など新たな発見を楽しんでいる。<図6>
代替手段のない国内旅行や友人などとの飲食を切望している様子が見受けられ、感染対策を講じていることを実際に見て安心している人も多いことから、感染対策を徹底したところへ、人々は足を向けると推察される。
※こちらの調査ではご希望の方のみに「クロス集計表(性年代/地域/職業/同居家族/世帯年収など)」も配布しております。ご希望の方は、お問い合わせページより以下の旨ご連絡ください。
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全調査項目
□ 属性設問(性別/年代/居住地/婚姻状況/子ども有無/同居家族/同居子ども/世帯年収/職業)
□ 調査結果トピックス(時系列比較まとめ・トピックスまとめ)
▼第1章 不安・行動の変化、ストレスについて
□ 直近1週間の不安度/将来の不安度/ストレス度
□ 現在の気持ち、項目別の不安度
□ 直近1週間と流行前との行動変化度合い、外出頻度、外出目的
□ 直近1週間に実施したこと/習慣化しそうなこと/現在困っていること
▼第2章 コロナ禍における外出について
□ 直近1ヶ月に外出した/外出したい場所
□ 現在の外出に関する満足度
□ 国内の範囲を問わず自由に外出できる条件
□ 気がねなく外出できる時期
□ コロナ前と比べた外出に対する気持ちの変化
□ 代替手段のある/代替手段のない外出先
□ 引き続きとり続けてほしい感染症対策
□ コロナ禍の外出で気づいた良かった点(自由回答)
▼参考資料(調査結果詳細)
□ 各項目の詳細分析
□ 新規感染者数推移×調査期間 など
本レポートのダウンロードにより閲覧できる情報
本レポート(全61ページ)では、下記の情報をご覧いただけます。
- すべての調査結果(全調査項目記載の全ての内容、計61ページ分)
- 調査結果サマリー(重要なポイントのみを抜粋)
- 回答者の属性情報(性別・年代・居住地など)
- 設問・回答の詳細(各種設問と回答形式)
- 全回答の集計結果(グラフ+表集計)
調査概要
調査手法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国47都道府県 |
調査対象 | 20〜69歳の男女 |
調査期間 | 2021年6月25日(金)〜27日(日) |
有効回答数 | 本調査2,500サンプル |
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