代表的な調査手法
WEB定量調査
利用者の実態や意識について、ネットリサーチなどを行うことでより正確に傾向を把握できます。
調査対象者
一定期間内(頻度)利用者
市場全体について変化を追っていく場合
一定期間内自社商品利用者
自社商品の推移を追っていく場合
施策実施前後の、商品・サービス評価(認知度・イメージ・満足度)の変化
キーとなる指標(例えば認知率、購入率、満足度、イメージ)を定期的に聴取し、推移を把握します。 また、施策実施前後で想定どおりの結果となっているか、効果を確認し、今後の戦略構築に活かします。
自社商品「クロス爽やかビール」浸透・イメージ経年推移
表の見方(例)
- 自社ブランド「クロス爽やかビール」は、認知率は順調に伸びています。
特に2017年2Q実施の「爽快キャンペーン」前後で、購入率、満足度がアップ。イメージでも「爽やかな」「自分向け」「食事に合う」がアップし、このキャンペーンの効果がみてとれます。 - しかし、キャンペーン後は満足度とイメージが下降傾向であることが懸念されます。
マーケット状況や、自社商品・サービスのポジションの変化を、定点観測
自社だけでなく競合についても同項目を定期的に聴取することで、マーケット状況の変化が把握できます。自社商品の評価に変動があった場合、要因を、多変量解析などを使うことで、より多角的に分析できます。
自社vs競合商品購入率の経年推移
表の見方(例)
- 「クロス爽快ビール」が2017年2Qのキャンペーン効果で購入率が上昇した際に、「A社AAAビール」の購入率が減少しており、A社からのシェアを獲得できたと考えられます。
ブランドイメージのポジション キャンペーン前後の変化(コレスポンデンス分析結果)
※図中の矢印→は、キャンペーン後にポジションが変わったかを示している
アプリゲームクロス・クエスト「愛着とイメージ相関」と、「イメージ共感度」
表の見方(例)
- コレスポンデンス分析より、キャンペーン前は、「爽やかな」と距離が近いのは自社「クロス爽快ビール」と競合「A社AAAビール」の2つであり、「爽やかな」といえばこの2社、というポジションであったといえます。
- ただし、キャンペーン前後の変化をみると、「クロス爽快ビール」は「爽やかな」により近づき、逆に「A社AAAビール」は「爽やかな」イメージから離れました。「爽やか」 な点で「A社AAAビール」 よりイメージが強くなった、爽やかといえば競合ではなく「クロス爽快ビール」が想起される傾向が強まったといえます。
- その他、C社CCCビールのポジションが大きく動いています。CCCビールは「食事に合う」イメージが強まっていると考えられます。
※コレスポンデンス分析とは…複数項目の関係性(類似性)を2次元の同一マップ上に表現する分析手法で、「多変量解析」のひとつです。解析結果が視覚的にわかりやすく表現できるので、クロス集計や比較グラフではわかりにくい場合、例えば自社と競合他社の商品イメージのポジショニングなどでよく用いられます。