新しいターゲットに向け、体験価値を軸としたコンセプトの具体化を目指すマーケティング・リサーチスキームの提案と実施

大手精密機器製造企業様

概要

企業名

大手精密機器製造企業様(マーケティング統括のご担当者様)

課題

新しい製品のコンセプトを開発する

ソリューション

グループインタビュー、インスタグラマーviewを実施。

成果

コンセプトの作成、グローバル展開に向けたコンセプト受容性調査


STORY

新たなターゲットはどこに?調査に向けた目標設定のポイント

対象となる製品の市場は縮小している状況の中、調査をはじめるにあたり、ターゲットとなる消費者(ユーザー)は現在どこにいて、どのような特徴を持つ人か仮説を構築しました。“これからのターゲット”として、こだわりの強い「趣味層」に着目。この層自体の実態にも変化が起きていることがわかりました。

これを踏まえ、今回、調査にあたり「趣味層」の実態変容にフォーカスすることを決めました。とくにこの層のプレゼンスが高まる若者を「新しい趣味層」と捉え、“これからのターゲット”であると仮説をたてました。そして、製品の体験やコンセプト共有、魅力的な商品を開発するための意見交換の機会を提供するという方向性をかため、実際の定性調査をスタートしました。

 

ユーザーの声を聞きながら確かめる、製品の価値

まず最初の定性調査では「新しい趣味層」を集めたワークショップ型のグループインタビューを実施。共通のトピックをたて、それを軸にディスカッションをしたり、製品を実際にどのように活用しているのか/したいのか、製品の活用方法についてヒヤリング。このグループインタビューによってみえた志向や傾向を踏まえて、「新しい趣味層」をさらに7つにグルーピングしました。

次に、7つのグループから、コアとなるターゲット層を2つに絞っていき、この2つのターゲット層にあたるユーザーを集め、再度ワークショップを行いました。ここでは、価値体験機会を中心としたコンセプト作成から、最終的にコンセプトのブラッシュアップまでという、リアルな商品開発体験をしてもらっています。また、製品開発担当者やマーケティング担当者といった企業ご担当者様を交えて進行することで、コアなターゲット・ユーザーの生の声を聞きながら共創する形で進めました。

ワークショップ型の調査から見いだす強いコンセプト

今回の調査によって、製品の課題だけではなく、製品の価値となる強みも見つけることができました。道具としての“品質の高さ”は、若い世代の「新しい趣味層」に強くアピールできるポイントとなることが分かりました。
結果、その道具を活用することの価値をより実感してもらえるようなコンセプト、アプローチの方向性に定めました。

また、製品のグローバル展開に向けても、コンセプト受容性調査を実施。クライアントが新たなターゲット設定やコンセプト設計だけでなく、マーケットの拡張性とその可能性を広く可視化できたことは大きな支援成果になりました。

 

SCHEME

SCHEME

定点調査
CORE

デスクリサーチ

 
 

ワークショップ

コンセプト開発

 

 

 

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