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新規顧客開拓のための「攻め」のマーケティング第3回 「ブランド戦略」― 行動、実行のブランディング
公開日:
東芝
営業統括部 広告部
荒井 孝文
ブランドのことを考えるとき、いつも思い出すのが2011年に参加したiMEDIA Brand Summitのキーノート「変わりゆく現実における広告の近未来」でのCindy Gallopのメッセージ“アクションが最も重要。アクションを通じて絆が生まれ、ブランドと利用者がつながることができる。行動、実証、実行のアクションブランディングが未来の広告”と、2008年の書籍『グランズウェル』に記述のあった「もはやブランドは企業が決めるものではなく利用者が決めるもの」です。
アクションブランディング
ブランドのことを考えるとき、いつも思い出すのが2011年に参加したiMEDIA Brand Summitのキーノート「変わりゆく現実における広告の近未来」でのCindy Gallopのメッセージ“アクションが最も重要。アクションを通じて絆が生まれ、ブランドと利用者がつながることができる。行動、実証、実行のアクションブランディングが未来の広告”と、2008年の書籍『グランズウェル』に記述のあった「もはやブランドは企業が決めるものではなく利用者が決めるもの」です。企業としての望ましいブランドイメージをコピーとグラフィックから強引に押し付けようとしていないか? 利用者に「awesome」「cool」「excellent」などと感じてシェアしてもらえるアクションを起こしているのか? 失敗を恐れて チャレンジを止めていないか? と、常に自問自答しながら仕事をしています。
企業の中にいると「このイメージ広告はブランディングが目的です」と言われると何故か納得してしまいがちですが、最近の生活者はブランドの意見を鵜呑みにはしません。ブランディングも中長期的には事業に貢献することが目的ですから、従来の短期キャンペーン型の広告よりも、ソーシャルメディアやデジタルマーケティングのほうが有効と考えています。ただし、ソーシャルメディアや新しいマーケティングの手法を使うことが重要ではなく、私たちマーケターが進化するデジタル時代にどうアクションをとるかで、ブランドのイメージが変わる時代です。トライ&エラーを繰り返しながら、アクションブランディングを進めていくのがマーケターの役割だと思っています。
コンテンツを作りオンラインでもオフラインでもあらゆるメディアに配信
2012年に、Smart Communityの多面的な要素や事実を紹介しつつ、その理解を深め促進するため、ソーシャルメディアを活用した「Smart Community Social Lab」というオンライン上でのコミュニティを作りました。 スマートコミュニティ関連の様々なコンテンツを、中立的な立場でユーザーに投げかけ、双方向で意見交換を行うような試みを続けています。Facebook、Twitter、Pinterest、Tumblrから始め、LinkedInのShowcaseページも開設し、インバウンドマーケティングの見込客獲得にも活かしています。また、YouTubeビデオとして作成した「Smart Ninja」とも連動しています。「Smart Community Social Lab」の「Smart Ninja Kid」は、自然との共生を図るシンボルとして、スマートコミュニティに関する情報や、持続可能な社会作り、地球環境の保全といったメッセージをわかりやすく伝える姿と、親しみやすく楽しいキャラクターで、オフラインのイベントでも人気を博しています。
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