グローバルコラム

便利グッズ熱が熱い!~100円均一ショップが大好きなタイ人~

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タイ人が日本へ旅行する際に絶対行きたい場所は? 有名観光地はもちろんですが、日本人からすると「え!?」と思うのが、「ダイソー」(100円均一ショップ)をあげる人が多いことです。

タイ人が日本へ旅行する際に行きたい場所

実際にタイ人を日本でちょっと大きめの100円均一ショップへ連れて行くと、一つ一つの商品を手に取りじっくり観察。座り込んで商品を見比べて熟慮の上丁寧にカゴへ。ほっておくと半日の間店であれこれ吟味し、帰りのスーツケースの半分が100均商品でパンパン、というのもよくあることだそうです。100均ショップでは事前に買うターゲットを決めて目当ての物だけ買ってさっと帰る、と言うのが一般的な日本人からすると、この丁寧な(?)買物の仕方は「万引きしようとしているのか?」と疑われ、挙句の果ては「産業スパイか?!」と、とんでもない誤解をされてしまいかねません。

すでに日本企業が展開中

実はタイには10年ほど前からダイソーが進出し、60バーツ(180円相当)ショップとして展開しています。



20150113_02高級住宅街・トンローにあるショッピングセンター、Jアベニューの2階にあるダイソー




20150113_03日本人街と言われるところには60、70、80バーツの3価格で展開するお手頃日用品ショップもあります。


どの店もキッチンコーナー用ネットやお茶の葉袋といった日本では極々当たり前の便利商品が「こんなに機能的でこんなに安い!」と大受け。現在、ダイソーはタイ全土で60店舗ほどを展開して多くの便利グッズを供給しています。それにもかかわらずタイ人にとっては「日本のダイソーは品ぞろえが違う。もっと便利なものがタイよりも安く売っている」と大きな話題に。そして日本に行くと100均へ走り、並行輸入業者かと思うほどの量を買い込み、「オミヤゲ」と嬉しそうに抱えている姿を見ると、今タイに不足しているものは何か、を考えさせられます。

実際にタイ人に「自分にとっての100均とは何か」を、タイの有名国立大学を出て日本政府奨学金で日本の大学院を卒業したポンスリヤさんに聞いてみました。(本人に書いてもらったものを若干補足修正したものです)


100均へ初めて行った時の感想は?

100均って以前日本に行ったばっかりの時に驚きましたね。以前、タイはこういうショップは無かったから、こういう店はタイ人にとって凄く驚きでした。商品は凄く揃っていて何でもある(家庭用品、家具、キッチン用品など… )。品質も結構良く、色んなタイプがあって値段は全部均一100円(日本の生活にとって全然安い)だし。しかも何処にでもこの手の店があることにも驚きました。

実際使ってみてどうだったか

品質は結構良く、色んなタイプがある為本当に実用的。自分に適切な物が見つけられる。

タイの100円ショップにこういう物があるといいなというリクエスト

掃除用品、日用品かな…

60店舗を展開するダイソーがあっても、日本滞在経験のあるタイ人には、タイのダイソーでは見つけられない、もっと便利な掃除用品が日本では売っているはず、という思いがあるようです。


日本への渡航経験が3回ほどあるナコンタップさんにも100円ショップについて聞いてみました。

どんなものをダイソーで買うのか

キッチン用品、パッキングや収納ボックスなど。初めてダイソーで買ったものは化粧品を入れるバッグです。実際使ってみるととても使いやすく、タイにはない製品だと思いました。

使いやすさ、便利さ、そしてこちらも家の中をきれいにするものに言及しています。


次はダイソーのオーナーになりたい!というエータイさん。とある鉱山を営む一族に生まれ何不自由なく育ったこの人もダイソーの大ファン。冒頭の日本の100均で座り込んで商品吟味、産業スパイ疑惑を受けた武勇伝を持つ方です。

何が魅力なのか

便利なものが一杯ある。タイ人が思いもつかないような便利なものを見るたびに、さすが日本のお店だと思います。

なぜオーナーになりたいのか

日本のダイソーに比べてタイのダイソーはまだまだ小さくて品物不足。日本みたいな大きくてなんでもあるお店があると便利だからね。タイでは欲しいものや必要なものが不足していて買えない。

欲しいもの、必要なものとは何か

それはわからない。ダイソーに行くと欲しいものがわかる。行くたびに何か欲しくなって買う。オーナーになって全部日本と同じ商品を取りそろえたい。

何が欲しいかわからないけど店に行けば欲しいものがある。100均や便利グッズへの心理は日本人もタイ人も同じようですね。



20150113_02


最後に、高級住宅街の中のショッピングセンターに入っているダイソーで一番売れるものは?を聞いたところ、「タイ人も日本人も共通で靴入れボックス」という回答でした。確かに、タイの家には靴箱がなく玄関にずらっと靴を並べるしかない。その中でこの製品、確かにいいところをついているかもしれません。

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