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- グローバルコラム
日本よりも派手!なシンガポールの交通広告
Cross Marketing Asia Pte. Ltd.
アカウントスーパーバイザー
堀川 なつ美
2015 / 02 / 24
シンガポールも通勤は満員電車!?
MRTの駅は、時間帯によっては日本と同じぐらい人で溢れています。特に、オフィス街の駅の通勤時や、ショッピングモールがある駅の週末は、電車が来ても何本か見送らなくてはいけないほど。
それでも少しだけ日本と違うところは、無理な駆け込み乗車や押し込み乗車がないことです。
一度、焦って無理やり乗ろうとしたら、周りの人から不思議そうな目で見られたことがあります。「混んでいたら、次の電車を待ばいい」。
シンガポールの人々の心の余裕を感じる瞬間でした。
とはいえ、「海外に出て満員電車とおさらばしたい!」と思っている日本人がシンガポールの通勤時間を体験すると、そこまで日本と大きく変わらない混雑具合に驚くのではないでしょうか。
派手な交通広告だらけのシンガポール
シンガポールは全域でも東京23区と同じぐらいの面積と言われており、人が集まるところが限られています。
そのため電車内や駅などの交通広告は企業にとってメジャーな広告手段といえます。
駅のホームには、ドアの両脇に巨大な広告ポスター。見上げると派手なデジタルサイネージ。日本には無いめずらしいものとしては、電車内のつり革に下げられる広告チラシ。駅でクレジットカードなどの勧誘をしているグループもよく見かけます。
また、タクシーやバスのラッピング広告も多く、シンガポールにいると移動の度にさまざまな広告を目にします。私も、最寄り駅で毎朝、ヨガ教室の広告を見ていたせいか、ついにヨガの体験レッスンを予約してしまいました。
シンガポールの派手な交通広告に注目しているうちに、刷り込まれてしまっていたのかもしれません。
スマートフォンの普及にどう対応していくかが鍵
※参照1
老若男女問わず現地の多くの人が電車内、駅内でスマートフォンやタブレットを見ており、近くの広告に関心の目を向ける余裕があるのかな?とも思います。
今後シンガポールでは、そういった人々に対し、どのようにITを活用してプロモーションを行っていくかが鍵になりそうです。
※参照URL
https://www.consumerbarometer.com/en/insights/?countryCode=SG