デジタルマーケティングコラム
インスタビジネスアカウントとは?開設の仕方や運用のポイント
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インスタグラムは、個人で楽しむ範疇を超えて、店舗や企業がマーケティングに活用するケースも増えてきました。顧客層によっては、インスタグラムを使ったほうが効果的なマーケティングにつながることもあります。インスタグラムのビジネス活用はどのように始めれば良いのでしょうか。今回は、インスタグラムのビジネスアカウントの開設方法や運用のポイントについて解説します。
【インスタグラム】ビジネスアカウントとは
インスタグラムのビジネスアカウントとは、企業や法人向けのインスタグラムのアカウントのことを指します。ビジネスアカウントには、個人アカウントにはない機能が揃っており、集客やマーケティングがやりやすい仕様になっているのが特徴です。電話やメール、予約など、ユーザーが企業のアカウントを検索して閲覧する際に使いやすい機能が無料で利用可能です。
集客や自社のPRに使う場合は個人アカウントではなくビジネスアカウントがおすすめです。芸能人やクリエイターが設定できるクリエイターアカウントとは機能が異なるので注意しましょう。
インスタグラムのビジネスアカウントを活用するメリット6選
インスタグラムのビジネスアカウントを活用すると、企業にとってさまざまなメリットがあります。ビジネスプロフィールの設定ができる
ビジネスアカウントでは、プロフィール欄にビジネス情報を設定して公開できます。電話番号やメールアドレスなどの問い合わせ先、問い合わせフォーム、外部サービスに誘導が可能です。タップすればすぐに連絡先につながるボタンが設置されるので、ユーザーが問い合わせしやすくなります。また、認証バッジがリクエストできるのもメリットです。認証されれば、お店や企業の信頼性が高まります。
インスタグラム広告の配信ができる
ビジネスアカウントは、インスタグラム広告の配信ができるのもメリットです。アプリを使ってオーガニック投稿が配信できます。過去の投稿を使って広告配信ができるので、ビュー数が多い投稿やバズった投稿を使ってより魅力的な広告を打つことが可能です。自社のFacebookページと連携しておくと、Meta広告マネージャからの広告配信もできます。広告の投稿はプロフィールページから簡単にできるので、操作に慣れていない人でも問題ありません。
インスタグラムショップ機能を利用できる
インスタグラム上にショップを開設することができるのは、ECサイトをもっている企業にとっては大きなメリットです。インスタグラムの投稿を見たユーザーがスムーズに購入に進むことができるため、購入までの手順で離脱されることも少なくなります。ECサイトの商品情報を連携させて設定できるので、いちからつくる必要もありません。投稿やストーリーに売りたい商品のタグをつけて、そのまま商品ページに誘導することもできます。ユーザーが欲しいと思った商品をスムーズに購入できるため、ECサイトをもっているのなら使ったほうが良いでしょう。
Meta Business Suiteの活用ができる
ビジネスアカウントは、Meta社が提供しているMeta Business Suiteが利用できます。Meta Business Suiteには、インサイトデータ確認や予約投稿機能、コンテンツ管理やDM受信箱管理機能、投稿カレンダー機能など、店舗や企業を運営する上で便利な機能がたくさんあります。デスクトップ上で使える機能なので、PCを使ってインスタグラムやFacebook、ECサイトなどを管理している方にとって使いやすい機能です。ビジネスアカウントならこれらの機能が無料で利用できるので、PCで作業をされることが多い方はぜひ使ってみてください。
「よくある質問」の設定ができる
ビジネスアカウントは、ユーザーがDMを開くと、「よくある質問」が出るように設定可能です。設定しておくと、ユーザーが気軽に質問しやすいので、来店や購入にもつながりやすくなります。また、返信テンプレート機能もついているので、あらかじめ質問を想定して保存しておくのがおすすめです。テンプレートを使うことでユーザーからの問い合わせに効率良く対応でき、業務の効率化にもつながります。
効果測定を実施できる
ビジネスアカウントでは、インサイトデータを収集して確認することが可能です。エンゲージメント数やインプレッション数、リーチしたアカウントの数などのパフォーマンス数値データを見ることができます。これまで打ってきた施策の効果測定を行い、次のマーケティングの改善につなげるための重要な機能です。施策ごとに効果測定をしてより効果的な手法をとることができます。
ビジネスアカウントの開設・切り替え方法
ビジネスアカウントの開設は難しくありません。ここでは、ビジネスアカウントの開設と切り替え方法を紹介します。開設の仕方
ビジネスアカウントの開設方法は下記の通りです。1.アプリのダウンロード
インスタグラムはスマートフォン向けのアプリなので、アプリのダウンロードが必須です。
2.電話番号とメールアドレスを入力
インスタグラムの管理用のメールアドレスと電話番号を入力します。メールチェックを頻繁に行う企業のメールアドレスを使うのがおすすめです。
3.認証コードを入力
メールの受信ボックスを開いて認証コードを確認しましょう。
4.名前を設定
企業名や店舗名を入力します。名前はあとで変更可能です。
5.パスワードを設定
不正アクセスを防ぐためにも、パスワードは複雑なものを設定するのがベストです。
6.誕生日を入力
公開されない情報なので管理者の誕生日を入力すれば問題ありません。
7.ユーザーネームを設定
企業名やサービス名など分かりやすく覚えやすいものを設定するのがおすすめです。
このように、手順は個人アカウントの開設方法とほとんど変わりません。パスワードの管理だけ厳重に行いましょう。
切り替え方
アカウントが開設できたら、次は個人アカウントからの切り替え方法を紹介します。1.プロフィールページを開く
まずは個人アカウントのプロフィールページを開きます。インスタグラムアプリを開いたら、右下のアイコンをタップしましょう。
2.右上の三本線をタップ
プロフィールページの右上の三本線をタップしましょう。
3.設定をタップ
次にいちばん上にある「設定」をタップします。
4.「プロアカウントに切り替える」をタップする
設定を開くと下の方にある「アカウント」をタップし、そのあとに「プロアカウントに切り替える」をタップしましょう。
5.カテゴリの設定
企業や商品に最も近いカテゴリを選択してタップします。
6.ビジネスタイプを選択
ビジネスアカウントかクリエイターアカウントかを選択する部分があるので「ビジネス」を選んでタップしましょう。
7.連絡先を入力
最後に連絡先を入力したら完了です。
切り替え方も簡単なので、操作に慣れていない方でも安心です。
【インスタグラム】ビジネスアカウントを効果的に運用する方法
ビジネスアカウントは、効果的に運用してこそ意味があります。ここでは、3つのポイントを解説します。ターゲットを明確にする
まずは、自社の商品やサービスを誰に届けたいのか、ターゲットを明確にすることが大事です。発信する内容を見極めることも大切ですが、誰に向けて発信すると効果的なのかも意識しなければなりません。ターゲットの年齢や性別、職業、趣味などを想定しながら、ターゲットに刺さる内容の投稿をしないと的外れになってしまいます。しっかりとターゲットを定め、それから運用方法を決めていくことが大切です。
毎日発信を行う・アクションをする
情報発信は毎日するのがベストです。投稿やストーリーの更新などは定期的に行いましょう。1日でも空いてしまうとインプレッションが下がってしまうので注意が必要です。いくつかネタをストックしておき、ネタ切れにならない運用体制を組みましょう。また、投稿の内容は保存されるようなものを心がけましょう。インスタグラムのシステム上、保存数が多いものほどほかのユーザーの目につく可能性が高くなります。保存しておきたくなるような情報を発信することが大切です。
そのためにも、投稿の世界観に統一感をもたせることも必要です。タグや画像の雰囲気など、統一感を意識して投稿しましょう。ほかにも、ユーザーとのコミュニケーションを積極的にとるのがおすすめです。ファンになってもらうには、接触の機会を増やし親近感をもってもらうことも必要です。
PDCAを回す
ビジネスアカウントの効果測定の機能を使って自社の施策の分析を行い、課題があれば改善して次につなげることが大切です。実施後の振り返りがなければ、より良い施策を生み出すことにもつながりません。投稿内容が適切だったか、ターゲットはブレていないかなどを細かく確認して改善策を検証し、また実行して分析するといったように常にPDCAを回して繰り返していくことが大切です。