デジタルマーケティングコラム
面白い企業SNSアカウント6選!運用のポイントを解説
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企業SNSアカウントが、ユーザーからの人気を集めることも多くなりました。ユーザーに自社のアカウントが面白いと思ってもらえるためには、どのような投稿やSNS運用を行っていけば良いのでしょうか。今回は、X(旧Twitter)およびInstagramで人気の面白い企業アカウントを紹介しながら、SNS運用のポイントを解説します。
面白い企業SNS|X(旧Twitter)の人気企業アカウント3選
X(旧Twitter)は、140字のテキストと画像や動画を投稿できるSNSです。日常的なつぶやきやリアルタイム性の高い発信や交流に向いており、若い世代を中心に日本では多く利用されています。投稿をそのままほかのユーザーに伝えるリポストという仕組みがあり、高い拡散性があることが特徴です。X(旧Twitter)は投稿のハードルが低く、多くの企業アカウントが運営しています。そのなかから、特に面白いと人気を集めている企業アカウントを3つご紹介します。
株式会社キングジム
株式会社キングジムのアカウントは、企業としての情報発信に、思わず笑顔になるような投稿している人の日常的でユニークな投稿を織り交ぜていることが特徴です。自社の商品の情報を発信するだけでなく、愛用ユーザーの投稿を拡散したり、フォロワーやほかの企業アカウントと交流したりなどの活用も目立ちます。なかには、X(旧Twitter)をきっかけに商品化につながった実績もあります。
担当者は、X(旧Twitter)運用によるPR活動が評価され、アカウント開設から4年後の2014年に社長賞を受賞しました。2023年現在も担当は継続されています。
出典:株式会社キングジム 公式アカウント
https://twitter.com/kingjim/status/1725078760201035818
株式会社タニタ
株式会社タニタのアカウントは、アカウントの中の人の個性を前面に押し出したポストが面白いことで知られています。今日聞きたい曲の紹介やプライベートが垣間見える写真、テキストなどが投稿されているほか、ユーザーとのやり取りにも積極的です。企業としての情報発信も、自社でアップロードした動画のPRやアンケートなど、ユーザーとの距離の近さが意識されています。良い意味で企業イメージが覆されるような、ラフな雰囲気が伝わる投稿が人気です。
出典:株式会社タニタ 公式アカウント
https://twitter.com/TANITAofficial/status/1697089380131950952
SHARP シャープ株式会社
シャープ株式会社のアカウントは、企業アカウントの中でも類を見ない独自の存在感を放っています。投稿内容には、シャープさんといわれる中の人の個性が醸し出されていることが特徴です。個人アカウントのような緩い内容のポストや、インターネットで話題になったトピックをポストに絡めることもよくあります。ユーザーやほかの企業アカウントとのコミュニケーションも活発で、その様子を楽しんでいる方も少なくありません。
また、イベント事がある際にはプロフィール画像や説明文を変えることもあり、常にユーザーの興味を惹いています。
出典:シャープ株式会社 公式アカウント
https://twitter.com/SHARP_JP/status/1646357020910682112
面白い企業SNS|Instagramの人気企業アカウント3選
写真や動画の投稿がメインのInstagramは、企業やブランドのイメージを具現化しやすいことが特徴です。若い世代や女性ユーザーの情報収集に多く活用されており、美しいクリエイティブやお役立ち情報の投稿が人気を集めています。ここからは、多くのユーザーから支持されている企業アカウントを3つご紹介します。
株式会社ニトリ
株式会社ニトリのアカウントは、部屋のコーディネートや収納など、ニトリ製品を使ったインテリアの参考になる投稿を多数行っています。写真には商品の使用感や特徴を表す文字を入れ、商品の魅力をわかりやすく伝えていることが特徴です。商品の選び方などのお役立ち情報も、写真にプラスしてコメントで端的にまとめられています。
また、ユーザーが参加できるSNS写真投稿キャンペーンやモニターキャンペーンも実施中です。インスタライブを利用した動画配信も定期的に行っており、話題のアイテムやインテリアのノウハウの紹介などを見ることができます。
出典:株式会社ニトリ 公式アカウント
https://www.instagram.com/nitori_official/
日産自動車株式会社
日産自動車株式会社のアカウントでは、車好きにはもちろん、そうでない方も楽しめるスタイリッシュな写真が多く投稿されています。美しい風景のなかで撮影された車や、モデルを起用した写真も多く、車の格好良さが引き立っています。なかには、ハンドルやライト、フロント部分などをズームした写真もあり、ユーザーを飽きさせないよう工夫を凝らした投稿を行っています。また、車の情報だけでなくおすすめのドライブスポットやチェーンの付け方などの情報もあり、車に乗る人に役立つアカウントとなっています。
出典:日産自動車株式会社 公式アカウント
https://www.instagram.com/nissanjapan/
東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートのアカウントは、アトラクションやキャラクター、イベント情報などの写真をメインに投稿しています。美しい写真のほか動画コンテンツも豊富で、実際に現地に行った気分を味わえるでしょう。アトラクションにまつわるストーリーやリゾートにある植物の情報など、普段知る機会の少ない情報にも触れられます。
出典:東京ディズニーリゾート 公式アカウント
https://www.instagram.com/tokyodisneyresort_official/
企業がSNSアカウント運用を行うメリット・デメリット
近年、マーケティングの一環として企業のSNSアカウント運用は一般的となりました。SNSを有効活用するために、SNSアカウント運用のメリット・デメリットを把握しておきましょう。メリット
企業がSNSアカウント運用を行うメリットは、企業のブランディングに役立つことです。発信情報のイメージを統一することで、ユーザーにそのイメージを浸透させることができます。また、SNSはユーザーにより情報の共有や拡散が行われるため、情報をより多くの層に伝えられることもメリットです。拡散されることでサービスや商品、キャンペーンなどを認知してもらえるきっかけになり、新たなファンの獲得につながります。
SNSはユーザーと直接コミュニケーションを取ることが可能です。ユーザーの意見を聞いたり、交流を深めたりすることで、信頼性の構築にも役立つでしょう。
デメリット
SNSアカウントの運用にまつわるデメリットは炎上のリスクがあることです。不適切な投稿が拡散してしまうと、多くのユーザーからの批判を集め、企業やブランドイメージを毀損するおそれがあります。投稿の際には、発信内容が正確かつ適切であるかの確認を徹底しましょう。炎上が起きたときに備えて、対応方法を決めておくことも重要です。
また、SNSアカウント運用の効果は、すぐに得られるものではありません。投稿がユーザーの目に留まらなければ、情報の拡散は期待できないためです。
まずはフォロワーを増やすために、有益な情報の投稿を継続することが必要です。あくまでもユーザーとの関係性を構築するためのものであり、中長期的な運用が求められることを念頭に置いておきましょう。
企業のSNSアカウント運用のポイント
企業のSNSアカウント運用のポイントは、運用する目的を明確にすることです。認知を拡大させたいのか、ブランディングを行いたいのか、ユーザーとのコミュニケーションを図りたいのかによって、投稿内容や運用方針が異なります。達成したい目的に応じてターゲットを設定し、具体的な運用ルールを決めましょう。
また、SNSアカウント運用では個性をアピールすることも大切です。ユーザーに印象付けやすくするためにはほかの企業との差別化が重要になるため、自社らしさを前面に出した投稿を意識してみてください。そうすればユーザーの目にも留まりやすくなり、ユーザーとの距離も近くなるでしょう。
企業アカウントでは一方的な発信になりがちですが、SNSは交流を前提としたコンテンツのため、いかにユーザーに主体性をもってもらうかが大切です。リプライなどのコミュニケーションを実施したり、ユーザーが参加できる企画を取り入れたりなど工夫しましょう。