Digital Marketing デジタルマーケティングコラム
- デジタルマーケティングコラム
【失敗しないために】Web広告を始めるなら押さえるべきポイント3選!
2023 / 07 / 11
これからWeb広告をスタートする方であれば、右も左もわからず、何から始めて良いのかわからないことも多いのではないでしょうか。Web広告は媒体の種類が多く、多数の専門用語が出てくるため、運用の前に基礎知識を習得することが大切です。慣れないうちは戸惑いも多いことが考えられますが、慣れさえすれば決して難しいことではありません。あらかじめ必要な知識を習得すれば、より効率的な広告運用につながるでしょう。本記事では、Web広告を始める際に押さえるべきポイントをご紹介します。
Web広告を始めるにあたって
テレビ広告や新聞広告、ラジオ広告など、広告には数多くの種類がありますが、その中でもインターネット上に出稿するタイプを「Web広告」といいます。デジタル広告やオンライン広告も意味は変わりません。Web広告はマス広告以上に出稿できるプラットフォームの種類が多いため、それぞれの特徴や性質をよく理解した上で、適切な環境を選択することが大切です。代表的なWeb広告には、次のような種類があります。
・検索連動型広告:検索エンジンの結果画面に表示される広告
・ディスプレイ広告:Webサイト上に表示されるバナー広告や動画広告
・SNS広告:TwitterやInstagramなどのSNSに出稿する広告
・動画広告:YouTubeなどのコンテンツ動画内に広告動画を出稿
・記事広告(タイアップ広告):記事のような形式で商材の魅力をPRする広告
Web広告は、マス広告に比べて広告費を抑えやすい傾向があります。また対象ユーザーの性別や年齢、地域などを細かく指定できるため、費用対効果の高さが特徴です。
ただしWeb広告の種類にかかわらず、運用にはセールスコピーやターゲティング、効果分析などの知識・技術が必要です。まずは、初心者の方が最低限押さえておきたい知識を確認していきましょう。
初心者が押さえるべきポイント
ここでは、初心者が押さえるべきWeb広告の基礎知識を3つご紹介します。・Web広告でよく使用される用語を覚える
・自社のターゲット層を明確にする
・広告費に関する基礎知識を習得する
Web広告でよく使用される用語を覚える
Web広告を出稿・運用するには、最低限次のような用語を覚える必要があります。【インプレッション】ユーザーの端末に広告が表示された回数
【クリック数】ユーザー広告をクリックした回数
【クリック率】インプレッション数に対するクリック数の割合
【コンバージョン】自社サイトへの流入や商品購入、成約など、広告の目標を達成した回数
【エンゲージメント】SNS広告のいいねやコメントのアクションにつながった回数
【入札単価】1回のクリックに対して支払える上限額。広告主が上限額を設定するもの
【ROAS】投じた広告費に対する売上高を示す指標で、広告の費用対効果を見極められる
このような用語を理解することで、適切な予算設定や効果検証を行えるようになります。
自社のターゲット層を明確にする
Web広告の費用対効果を高めるためには、やみくもに大多数のユーザーを対象にするのではなく、ターゲットの条件を細かく絞り込むことが大切です。Web広告を出稿する際は、目的に合わせて次のようなターゲットを設定できます。●潜在顧客:
自社の商品やブランドのことを知らないユーザー。「現在使っている洗濯機が使いにくい」「営業効率を高めたい」など、潜在顧客が抱えている課題に対し、自社商品やサービスをアピールするのが効果的。
●見込み客:
自社商品・サービスを認知済みで、ある程度購買意欲を持っているユーザー。商材の魅力をアピールするだけではなく、キャンペーンやセール情報などのお得感を演出して購買意欲を高めるのがおすすめ。
●顧客:
すでに自社商品・サービスを利用中のユーザー。顧客単価を向上させるため、再購入や継続利用の施策を打ち出す方法が一般的。
広告費に関する基礎知識を習得する
Web広告を出稿する際は、「課金型」と「保証型」で料金体系が大きく異なります。課金型とは、ユーザーによる広告クリックや画面表示などに応じて費用が発生する料金体系です。課金型は利用する広告媒体によってさらに種類が分かれます。例えば、広告が1,000回表示されるたびに費用が発生するインプレッション課金型や、広告がクリックされるたびに費用がかかるクリック課金型などが代表的です。
一方の保証型は、「100万円の広告費で300万インプレッションを保証」といったように、固定費を支払えば一定の成果が必ず得られる料金体系を指します。最近では課金型の料金体系が多いものの、保証型を提示する広告媒体も一定数存在しています。
保証型は一度の広告出稿で費用が高額になることが多いため、大多数のユーザーにリーチをかけたい中堅~大企業におすすめです。広告費を抑えつつ、なおかつ費用対効果を高めたい場合は、課金型のWeb広告が向いているでしょう。
まとめ
企業競争の激化や消費者の購買行動の変化により、ただ商品やサービスを世の中にリリースしただけでは、なかなかユーザーに気付いてもらうのは難しいです。そのため、ときには宣伝にお金をかけ、自社商品・サービスの魅力を広範囲にアピールすることも重要でしょう。Web広告はマス広告よりもコストを抑えやすいため、初めて広告を出稿する方でもハードルが低いといえます。また、自社の顧客像に合わせてターゲットを細かく絞り込めるほか、効果検証を行いやすいメリットがあります。
初心者の方は、まずWeb広告に関する基礎知識を習得することから始めましょう。実際に広告を運用する前に必要な知識を押さえておくと、予算設定やターゲティング、効果検証などをよりスムーズに実行できます。
Related Column/ 関連コラム
-
デジタル施策(Webサイト/広告)の効果測定のコツは?押さえておくべきポイントを解説!
-
デジタル広告は昔と何が変わった?~2021年広告トレンドの振り返り~
-
デジタル広告は昔と何が変わった?~1990年代後半からの広告トレンド振り返り~
-
ブランデッドムービーとはどんなもの?今注目の理由や動画広告との違いを解説!
-
ネイティブ広告(ネイティブアド)って何?【前編】仕組み・種類を解説
-
ネイティブ広告(ネイティブアド)って何?【後編】メリット・デメリットや事例を紹介
-
プロモーションとは?意味やPR・広告との違いを解説
-
ITPとは?Web広告との関係や企業に必要な対策を解説
-
3D広告ってどういう仕組み?広がる可能性や活用方法について解説!
-
Twitterをユーザーの行動につなげるにはエンゲージメント数がカギ!