デジタルマーケティングコラム

【最低限覚えておきたい】デジタルマーケティングでよく使われる用語まとめ!

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デジタルマーケティングやWebマーケティングの現場では、常に専門的かつ難解な用語が飛び交っています。そのため、これからデジタルマーケティング領域の施策を拡充したいと考えている方は、まず最低限覚えておくべき専門用語を押さえましょう。本記事では、最も基礎となる6つの用語をご紹介します。それぞれの意味だけではなく、その活用シーンや計算式なども解説します。

Webマーケティングでよく使う用語まとめ

今回ご紹介するWebマーケティング用語は、次の6つです。

1. インプレッション
2. コンバージョン(CV)
3. CTR
4. ROI
5. ROAS
6. 広告単価

1. インプレッション

インプレッションは主にWeb広告の領域で使用される言葉で、ユーザーの端末に広告が表示された回数を指します。また、自社のSNS投稿が表示された回数もインプレッションで表すのが一般的です。

ユーザーに対してどのようなコンテンツを発信するにしても、まず相手にその情報を見てもらわなければ意味がありません。そのためインプレッションは、どの程度のユーザーにリーチできたかを示す重要な指標だといえます。

ただし、いくらインプレッション数が多くても、広告のCVRやCTRが低ければ成果にはつながらないでしょう。インプレッションが多いにもかかわらず、CVRやCTRの水準が低い場合は、コンテンツの質そのものを見直す必要があります。

2. コンバージョン(CV)

コンバージョン(CV)とは、潜在顧客から見込み客へ、あるいは見込み客が顧客へと転換した数を表す指標です。全ユーザーのうち、コンバージョンに達した人の割合をコンバージョン率(CVR)といいます。

例えば、検索エンジンから自社のWebページにアクセスしたユーザーは、その段階ではまだ潜在顧客の状態です。その潜在顧客がページ内のコンテンツに興味を持ち、資料請求やホワイトペーパーのダウンロードなどを行うと、企業はユーザーの氏名や住所、メールアドレスといったリード情報を獲得できるため、潜在顧客が見込み客へと転換します。つまり、コンバージョンが1回発生したということです。

コンバージョンは売上に直結するため、Webマーケティングの中でも特に重要度の高い指標だといえます。

【CVRの計算式(サイト訪問数をもとにする場合)】
CVR(%)= コンバージョン数 ÷ サイト訪問数 × 100


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3. CTR

CTRとは、「Click Through Rate=クリック率」を表す指標です。Web広告やメール、動画内に埋め込まれているURLなどがクリックされた割合を示しています。また、検索エンジンの結果画面で、自社のWebページがクリックされた割合もクリック率で表します。

クリック率が高いのは、それだけユーザーがコンテンツの内容に興味を示してくれた証拠です。そのため、クリック率が低ければコンテンツを改善し、数値が高い場合はその施策を別の施策に応用することが重要です。

【CTRの計算式(Web広告の場合)】
CTR(%)= 広告クリック数 ÷ 広告インプレッション数 × 100

4. ROI

ROI(Return On Investment)は、投資した金額に対する利益の割合を表す指標です。「費用対効果」と言い換えることもできます。

Webマーケティングでは、広告に投じた費用に対してどれだけ利益を得たかをROIで示すケースが一般的です。また、SEO(検索エンジンで上位表示を獲得する施策)やSNSマーケティングなどの費用対効果を算出する際も、このROIの指標が用いられます。

【ROIの計算式(Web広告の場合)】
ROI(%)= Web広告による利益額 ÷ Web広告費 × 100

5. ROAS

ROAS(Return On Advertising Spend)も、ROIと同じように費用対効果を表す指標です。ROIと異なるのは、ROASの場合は利益ではなく売上高での費用対効果を算出する点にあります。また、「Advertising」という表記の通り、Webマーケティングの中でも特に広告の領域でよく活用されています。

【ROASの計算式(Web広告の場合)】
ROAS(%)= Web広告による売上高 ÷ Web広告費 × 100

6. 広告単価

広告単価とは、ユーザーが広告に対して何らかのアクションをするたびに発生する費用のことです。広告単価には次のような種類があります。

・CPM(Cost Per Mille):広告1,000回表示のたびに発生する費用
・CPC(Cost Per Click):広告がクリックされるたびに発生する費用
・CPA(Cost Per Acquisition):広告経由で顧客を獲得するたびに発生する費用
・CPV(Cost Per View):動画広告が視聴されるたびに発生する費用

Google広告やYahoo!広告、SNS広告などに出稿する際は、広告の種別に応じて上記のような広告単価が設定されているケースがほとんどです。あらかじめCPMやCPCなどの概算費用を想定しておくと、Web広告の予算を立てやすくなるでしょう。


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まとめ

今回は、デジタルマーケティングやWebマーケティングで使用する機会の多い、6つの専門用語をご紹介しました。あくまで今回ご紹介したのは一部ではありますが、少しずつ専門用語を覚えていくと良いでしょう。

それぞれの用語の意味やその活用方法を理解すれば、マーケティングの適切なアクションプランの策定やスムーズな施策の実行につながります。今回の内容を参考に、ぜひマーケティングの現場で活用してみてください。

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