デジタルマーケティングコラム

TikTokを企業で活用する方法|活用事例やメリットも解説

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コンテンツディレクター
WEBライティング~メディアの制作ディレクション業務・SNS運用・YouTube ch運営/広告運用などで活動しているWEB系フリーランス。
SEO,YouTube,Twitter,Instagram,TikTokの集客媒体全般で集客・コンテンツ制作経験あり。読者・視聴者の潜在ニーズを拾い上げ「見たくなるコンテンツ制作」を意識しています。運営したYouTube漫画 chでは売上20倍に貢献。記事制作に携わったメディアは30サイト以上。現在は、SEOのコンテンツ制作をメインの業務としています。

武田 竜輔

SNSマーケティングの一環として、TikTokを活用する企業が増えています。TikTokは若年層を中心として、幅広い年代から人気を集めている動画投稿アプリです。2020年に入ってから利用者が増加し、一躍人気SNSとなりました。本記事では、TikTokを活用したウェブマーケティング方法について解説します。
 

企業が注目するTikTokとは

TikTokは、主に1分前後の短い動画を楽しめる動画投稿プラットフォームです。2017年にリリースされ、日本国内でも若年層~中高年を中心に多くの人に利用されています。動画投稿の機能はもちろん、SNSとしての機能も充実しています。


TikTokの機能


ユーザー数は世界で10億人、国内では1,700万人となっています。ユーザーの年齢層は10〜20代が全体の半数近くを占めていますが、昨今では30代以降のユーザーも増加しています。動画も、以前は若者向けのものが中心でしたが、最近では社会人向けや中高年層向けのものも見られるようになりました。

TikTokの特徴は「短尺の動画メインで、スワイプすると次の動画に飛ぶので、次々にコンテンツを楽しめる」点です。短い動画を次々閲覧していたら、いつの間にか数時間が経過していたといったユーザーも少なくありません。
ほかのSNSと比較すると、Twitterは文章、Instagramは画像、Facebookはブログ機能がメインなのに対して、短尺動画メインという点が主な違いと言えます。

参照:TikTok「Thanks a billion!」
https://newsroom.tiktok.com/en-us/1-billion-people-on-tiktok

企業がTikTokを活用するメリット

企業がTikTokを利用する場合の主なメリットは「親近感を感じさせやすい点」でしょう。TikTokは、誰が投稿したのかが前面に出すぎないUI設計となっています。そのため、一般ユーザーと企業アカウントの区別がしにくく、リーチしやすいのです。
公式と気付かず視聴されるケースも多く、インフルエンサーと同じような感覚で視聴・拡散してもらいやすいのが、企業がTikTokを活用するメリットでしょう。

企業と個人アカウントの差異が少ない

企業と個人アカウントの差異が少ないのは、企業がTikTokを利用するうえで大きなメリットです。昨今は「ステルスマーケティング」「企業広告」に対する拒否感が強まっているため、個人アカウントと見え方の差が少ないのはメリットでしょう。
また、ユーザー参加型のプロモーションを実施しやすい環境にあるのも、メリットのひとつです。TikTok公式もイベントを行っていることからも、ユーザーを巻き込んだ形での取り組みがしやすいプラットフォームであると言えます。

プロモーションを実施しやすい

プロモーションを実施しやすいのも、TikTokをウェブマーケティングに活用するメリットです。TikTok広告とは別に、ハッシュタグを活用したプロモーションを打ち出せます。
昨今よく見かけるのは「〇〇チャレンジ」といった企画や、CMソングなどの有名局を用いたダンス動画などです。誰でも参加できるプロモーションを実施すると、インフルエンサーを中心に多くの人が動画を投稿する形で広まり、大きな効果を発揮できます。

TikTok広告を活用できる

TikTokには広告機能もあり、アカウント運用と併用すると広告効果が高まるでしょう。通常の動画の流れで表示される「インフィード広告」や「タイアップ広告(TikTok Spark Ads)」などさまざまな広告タイプがあり、用途に合わせて運用できます。
なお、以下のジャンルは広告出稿ができません。


TikTok広告が出稿できないジャンル


TikTok広告には審査があり、入稿が集中するタイミングでは配信タイミングがずれてしまう可能性があります。TikTok広告を出稿する場合は、先に仮入稿して審査を通しておくと良いでしょう。

海外ユーザーも視野に入れられる

動画は文章に比べると言語障壁が低いため、海外ユーザーにもアプローチできる可能性があります。世界的に商品・サービスを広めたい場合は、TikTokでの動画投稿が非常に効果的でしょう。
動画内容が日本語中心でも、ハッシュタグを活用すれば海外ユーザーに訴求できます。英語のハッシュタグを利用するだけで対策できるので、実施ハードルも低く、手軽に海外ユーザーを取り込みやすいでしょう。

企業がTikTokを活用する際のデメリット

企業がTikTokを活用する場合にはデメリットや注意点もあります。動画制作の負担や、炎上リスクなどさまざまなデメリットがあるため、これからSNSマーケティングを始める方は以下の内容をぜひご覧ください。

効果の実感まで時間がかかる

効果の実感までにとても時間がかかるのは、TikTokを活用する際に避けられないデメリットです。文章や画像と比べると、動画制作には時間がかかります。また、ユーザー数・動画数が多いために、バズらないとなかなか再生数が伸びないでしょう。
そもそもSNSマーケティングは即効性がないものですが、コンテンツ制作にかかる労力や時間も加味すると、動画コンテンツは費用対効果が非常に低くなりがちです。特に最初の3カ月は効果が見えにくいため、長期的な取り組みが求められます。

炎上のリスクが常にある

炎上のリスクが常にあるのも、TikTokを活用するうえでのデメリット・注意点です。動画をバズらせるために尖った内容にしてしまうと、特に炎上リスクは高まります。また、ブランドイメージが傷つく可能性もあるでしょう。
尖った内容も魅力的ですが、ブランドに合った良質な動画を投稿し続ければ、ファンは少しずつ増えていきます。ほかの投稿者に惑わされることなく、自社のブランドイメージを保った形での活用を心がけてください。

リーチできる層が限られる

TikTokは10~20代の若年層ユーザーが中心のため、リーチできる層に若干の偏りがあります。昨今は中高年層の利用者も増えているものの、40代以上のユーザーはあまり多くありません。40~50代がメインターゲットの場合は、施策の効果を得にくいでしょう。
もちろん、中高年層をターゲットにしても効果が得られる可能性はあります。しかし、ターゲット層とズレた若年層のファンが増えたり、施策に対する効果が薄かったりする場合も多くあるでしょう。ペルソナを明確にしたうえで、TikTokのメインユーザーとズレがある場合は、活用を再検討してください。

企業がTikTokを活用するポイント

TikTokはユーザー数が多く、活用している企業も増加しています。TikTokマーケティングで効果を得るためには、さまざまな工夫が必要です。以下の項目では、企業がTikTokを活用するポイントを解説します。

活用の目的は明確にする

TikTokを活用する際には、まず「何のためにやるか」といった目的を明確にしましょう。目的から逆算して取り組み内容を細かく考えれば、動画投稿のテイストがブレにくくなり、ユーザーから不信感を抱かれにくくなります。
また、取り組みに際してはKPI(重要業績評価指標)の設定も必要です。認知度向上のための「再生数目標」や、ファンコミュニティ形成に欠かせない「コメント・いいね数」、売上アップのための「URLタップ数」などが決まっていると、いつまでに何をするかがクリアになります。

トレンドは押さえる

TikTokは、動画の内容や利用楽曲のトレンドが次々に変化していきます。トレンドを押さえた動画を作らないと、ユーザーに見てもらいにくくなってしまうため、注意しましょう。
トレンドを押さえる際には「エフェクト」「利用楽曲」の2つを研究するのが重要です。また「〇〇チャレンジ」といった動画内容のトレンドも押さえておくと、バズった動画の視聴者が見てもらえる可能性が高まります。

導線設計は丁寧に作り込む

自社アプリやサービスへの導線設計は、できる限り丁寧に作り込みましょう。TikTokは、動画を見てくれた視聴者に広告URLをタップしてもらうのがゴールではありません。自社プラットフォームやアプリを利用してもらい、ファンになってもらうのがゴールです。
動画を最後まで見てもらうための作り込み、エンディングでの訴求方法、そしてTikTokから自社サービスに流入した人のための導線設計と、一貫した導線設計が必要です。
導線がしっかりとしていれば、効率よく集客できます。


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TikTokを活用した企業の事例

TikTokを活用するにあたって活用イメージが掴めない方は、実際にTikTokを活用して結果を出している企業を参考にするのがおすすめです。以下の項目では、TikTokを活用している企業事例を5つご紹介しますので、参考にしてください。

ほっともっと

飲食業大手「ほっともっと」は、16万人以上のフォロワーを獲得している人気企業です。商品紹介動画や質問回答動画、さらにクイズや食べ方アレンジの動画も投稿しています。
食欲をそそる動画の数々は、ついついほっともっとの商品を買いたくなる内容です。コメント返信も行っており、販売促進とともにファンコミュニティの形成にも力を入れている印象があります。
参考:https://www.tiktok.com/@hottomotto_com

ワイモバイル

モバイル事業大手の「ワイモバイル」は、CMで登場した「と思いきやダンス」が人気を博し、TikTokでも流行した事例があります。CM音源を使ったダンス動画が数多く投稿され、人気インフルエンサーも複数の方が動画を投稿しています。
ポイントは、ワイモバイルの公式アカウントからは動画が投稿されていない点です。公式アカウントを作成せずとも、ユーザーを巻き込める楽曲やダンスがあると、TikTokを活用できることを示した事例でしょう。
参考:https://www.tiktok.com/@ymobile_official

ローソン

コンビニ・小売業界大手の「ローソン」は、TikTok公式アカウントを積極的に活用して商品の販促を行っています。スイーツ商品の動画やアレンジレシピ動画が中心で、ポイントは「画作り」と「タグ活用」です。
動画は白・オレンジ・木目など優しい色合いが中心で、まちのほっとステーションを目指すローソンらしい画作りとなっています。また、「推し活」「アレンジレシピ」などのタグを活用し、多くのユーザーに見てもらえるような工夫をしている点も参考になるでしょう。
参考:https://www.tiktok.com/@akiko_lawson

ロート製薬

美容やケア用品を開発・販売している「ロート製薬」は、インフルエンサーを起用した商品紹介動画で人気を博しています。また、社内や工場内の紹介動画も人気です。
美容品や化粧品は「どのように作られているか」「使用感はどうか」が比較するうえでのポイントでしょう。工場紹介やインフルエンサーが実際に使用している様子の動画を投稿することで、消費者に安心・納得して購入してもらえるようにしています。
参考:https://www.tiktok.com/@rohtotiktok

マイナビ転職

転職・就職サイト大手の「マイナビ転職」も、TikTokを活用している企業です。専門家による就職解説や、ドラマ動画などを中心に投稿しており、就職活動中の学生や社会人に人気となっています。
マイナビの投稿動画の特徴は、動画尺を使い分けている点です。ドラマ動画は短くキャッチーなもの、そして専門家の解説動画は4~5分のボリュームを持たせることで、ユーザーのニーズを満たせる動画となっています。
参考:https://www.tiktok.com/@mynavi.tenshoku?lang=ja-JP

まとめ

TikTokは10~20代だけでなく、幅広い年齢層から人気を集めている流行のSNSです。マーケティングに活用する企業も増加しており、認知拡大を目的とする企業にはおすすめのSNSと言えるでしょう。
さまざまな企業がTikTokを活用しているため、他社と差別化をしながら良質なコンテンツを投稿できるかが重要となっています。TikTokを活用してマーケティングを行う際は、目標を明確に設定したうえで、炎上リスクを常に意識して活用していきましょう。

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