デジタルマーケティングコラム

【バズりのカギ!】マイクロインフルエンサーがもつ特徴と活用方法を紹介

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株式会社サイバー・バズと株式会社デジタルインファクトが共同で実施した調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場規模は2022年に615億円を記録しました。2027年には、約2倍の1,302億円になることが予想されており、今後もさまざまなシーンでインフルエンサーの活用が進みそうです。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000013256.html

とはいえ、インフルエンサーをビジネスに活用したいものの、影響力の大きい人物ほどタイアップ費用が高くなり、予算を確保できないと悩む企業担当者の方も多いのではないでしょうか。そのような場合は、今回ご紹介するマイクロインフルエンサーの起用がおすすめです。マイクロインフルエンサーはニッチな領域に強く、コストも安く抑えられるため、高い費用対効果が期待できます。本記事では、マイクロインフルエンサーの特徴や活用事例を詳しく解説します。

マイクロインフルエンサーとは

マイクロインフルエンサーとは、ニッチな領域に特化したインフルエンサーを指します。大きな影響力を持つインフルエンサーに比べ情報の拡散力に劣るものの、特定のジャンルに興味を持つユーザーにピンポイントでリーチできるのがメリットです。

具体的には、南米地域への旅行が好きなTwitterユーザーや、メジャーからマイナーまであらゆる国内スイーツを紹介するインスタグラマーなどがマイクロインフルエンサーにあたります。数十万~数百万人のフォロワーを持つメガインフルエンサーとは異なり、「特定の界隈で人気を集めているが、一般的な認知は低い人」というのがマイクロインフルエンサーの特徴です。


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マイクロインフルエンサーの特徴

では、企業としてはなぜ、メガインフルエンサーよりも知名度の劣るマイクロインフルエンサーを活用しようとするのでしょうか。その理由は、マイクロインフルエンサーの次のような特徴を理解すると把握できます。

・マイクロインフルエンサーの周囲で特化コミュニティが形成されていることが多い
・ユーザーとの距離が近いからこそ高いエンゲージメント率が期待できる
・メガインフルエンサーを起用するよりタイアップ費用を安く抑えられる

前述した通り、ニッチな領域で情報発信を行うのがマイクロインフルエンサーの特徴です。
万人に向けて幅広い情報を発信するインフルエンサーより、特定のジャンルに特化して深い情報を発信するほうがコアなユーザーが集まります。その結果、マイクロインフルエンサーの周りには同じジャンルに興味があるユーザーが集い、一大コミュニティが形成される傾向があります。

コミュニティでは、マイクロインフルエンサーとユーザーとの距離が近くなることから、商品やサービスを紹介してもらうことで高いエンゲージメント率が期待できるのです。


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マイクロインフルエンサーの事例から見る活用方法

ここでは、マイクロインフルエンサーを活用した企業の事例をご紹介します。事例をもとにマイクロインフルエンサーの具体的な活用方法を押さえましょう。

花王株式会社:自社商品にマッチしたマイクロインフルエンサーを起用

花王株式会社は、「プリマヴィスタ スキンプロテクトベース(皮脂くずれ防止)SPF50」の商品をアピールするため、クレイトン愛さんを起用しました。

クレイトン愛さんはInstagramをメインに情報発信を行うインフルエンサーですが、フォロワー数は48,000人と、メガインフルエンサーに比べて知名度が高いというわけではありません。しかし、コスメ商品をレポートする投稿の一つひとつに充実した情報が盛り込まれており、スキンケアに興味があるユーザーから高い支持を集めています。

花王株式会社がリリースした同商品は、日焼け対策と化粧下地がテーマとなっており、スキンケアに興味があるユーザーにとって重要な要素です。商品の詳細な使い方やレビューに定評があるクレイトン愛さんは、同商品にマッチしたマイクロインフルエンサーだといえるでしょう。

https://www.instagram.com/p/Ce0bWiOBD_V/?utm_source=ig_embed&ig_rid=b393e65e-7037-4053-98b1-29ef0dad0f72

全日本空輸株式会社:1,300件以上のいいねを獲得

ANAでお馴染みの全日本空輸株式会社は、日本や海外の旅行風景を紹介する「ソラタビライフ」の魅力を伝えるため、フォロワー数50,000人のAOIさんとタイアップしました。具体的には、AOIさんのInstagramアカウントに、沖縄旅行の写真とソラタビライフの紹介文を掲載しています。

AOIさんは動画クリエイターとして、世界各地を旅して動画や写真を公開しています。ソラタビライフのタイアップ企画では、沖縄旅行の様子が詳しく紹介されており、1回の投稿だけで1,300件以上のいいねを獲得しました。

https://www.instagram.com/p/Bs0OIZZFYa9/?utm_source=ig_embed

まとめ:マイクロインフルエンサーを起用して効率的に「バズり」を生み出そう

一概にインフルエンサーといっても、起用する人物によってメガインフルエンサーとマイクロインフルエンサーに分かれます。その中でもマイクロインフルエンサーは、費用対効果の高さに特徴があります。

メガインフルエンサーに比べてタイアップ費用を抑えられるだけではなく、特定の領域に特化しているため、コアなファンからのエンゲージメントが期待できます。マイクロインフルエンサーをうまく活用すれば、効率的にバズる情報を発信できるでしょう。

最近では、大手企業の間でもマイクロインフルエンサーを起用する動きが加速しています。まずは目的やターゲットを明確にした上で、自社に合うマイクロインフルエンサーを探してみてはいかがでしょうか。


【参考URL】
https://media-radar.jp/contents/meditsubu/microinfluencer#:~:text=マイクロインフルエンサーとは、フォロワー(ファン)数が,多いインフルエンサーのこと。
https://find-model.jp/insta-lab/micro-influencer/#i-6
https://ihack.co.jp/media/influencer-marketing/microinfluencer/
https://www.socialpitt.com/posts/micro-influencer
https://lp.insta-tools.com/blog/influencer/appointment-of-micro-influencers/
https://growthseed.jp/experts/sns/microinfluencer/
https://www.profuture.co.jp/mk/column/17318

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