デジタルマーケティングコラム

人工知能(AI)を活用した身近な事例は!?

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一般家庭を中心に普及が進んでいる人工知能(AI)。AI搭載型の家電やスマートフォンなどが代表例で、この先ますます人工知能の商品やサービスが手放せなくなる可能性も考えられるでしょう。では具体的に、人工知能はどのような場面で活用されているのでしょうか。本記事では、家電やスマートフォンなど、人工知能を活用した身近な事例をご紹介します。ビジネスに人工知能を活用したいとお考えの方は、事例を知っておくとスムーズな導入へと結び付きます。

人工知能(AI)とは

人工知能(Artificial Intelligence / AI)とは、人間が持つ知能をコンピュータを使って再現する技術です。人工知能に対する認識は研究者や研究機関によって異なるため、共通の定義が存在するわけではありません。

とはいえ、人工知能には「汎用型」と「特化型」の2つの種類があることは確かです。

汎用型とは、「ドラえもん」のように人工的な知能と自身の意思を併せ持ち、自ら考えて行動するロボットのような存在です。しかし、現在の技術で汎用型人工知能を開発するのは難しく、市場に出回っているほとんどのものが、自動運転やお掃除ロボットといった特化型となります。

人工知能のより詳しい内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:https://www.cross-m.co.jp/column/marketing/mkc20210716/


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人工知能(AI)の身近な例

特化型の人工知能であれば、今やさまざまな場面で目にする機会が増えています。企業向けに開発された人工知能に関する商品やサービスも少なくありません。

企業が人工知能に関する商品やサービスを利用すると、生産性の向上や労働力不足の解消といったメリットが生まれます。そのため、まずは身近なところで目にする事例を参考に、人工知能に関する理解を深めてみてください。

家電1:スマートスピーカー

人工知能の商品やサービスが身近な存在になったのは、スマートスピーカーの影響が大きいでしょう。今では数多くの種類が存在する人工知能の商品ですが、スマートスピーカーはその早い段階から販売され、人工知能の普及に貢献しました。

スマートスピーカーは、機器に向かって発した人間の声を人工知能が解析し、適切なコンテンツを提示します。例えば、音楽の再生から情報検索、ショッピング、ニュースの確認などが、機器に話しかけるだけで可能になります。

家電2:スマート冷蔵庫

スマート冷蔵庫とは、本体がインターネットに接続できるように設定された商品です。「IoT(あらゆるモノをインターネットにつなぐ技術)冷蔵庫」とも呼ばれています。

単なる冷蔵庫がインターネットにつながるだけで、さまざまな機能が付与されます。例えば、庫内の在庫状況や食材の賞味期限などをスマートフォンに通知したり、食材リストにもとづいてレシピを提案してくれたりと、生活がより便利になります。


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スマートフォン関連1:顔認証システム

最近のスマートフォンにはさまざまな生体認証システムが搭載されていますが、その中でも人工知能が活用されているのが顔認証システムです。スマートフォンのカメラが画像や映像から人間の顔を検出し、自動的に本人確認を行ってくれます。

顔認証システムのAIには機械学習技術が搭載されているのが特徴です。画像や動画をもとに個人の顔を読み取り、目や鼻、口などの特徴を繰り返し学んで記憶します。そのため、実際に本人確認を行う際でも、他者と間違えることなく正確に利用者の顔を認識できる仕組みです。

スマートフォン関連2:AIカメラ

スマートフォンに搭載されたAIカメラは、撮影した画像の仕上がり向上に寄与する機能です。例えば写真を撮影する際、AIが被写体を識別して膨大なプリセットにアクセスし、自動的にカラーバランスや露出を調整してくれます。

また、最近ではビジネス用途に使えるAIカメラ単体の商品も登場しました。単体としてのAIカメラは、顔や人物、姿勢、文字などを自動的に検知できます。製造業において労働災害を防ぐために活用したり、小売店が来店客の行動分析に用いたりと、多種多様な使い方ができるでしょう。

まとめ:ビジネスの目的に合わせて人工知能を活用しよう

経済産業省が立ち上げた新産業構造部会では、2015年に新たな成長領域としてスマートホームが大きな注目を集めました。AIが搭載された家電やスマートフォンが登場し始めたのは、この時期からです。

現在は冷蔵庫や掃除機、洗濯機など、それぞれの製品に搭載されたAIが個別に稼働している状態ですが、今後は自宅全体にAIのネットワークが広がるかもしれません。起床してAIに声をかけるとカーテンが自動で開き、コップにはコーヒーが注がれている。仕事で自宅を留守にしている最中は、AIが掃除や洗濯を済ませてくれるような未来が訪れる可能性があります。

また、最近では、企業向けに開発されたAI搭載サービスが続々とリリースされています。社内外からの問い合わせに自動対応できるAIチャットボットや、自動的にWebサイトの成果を検証するAIアクセス解析ツールなどです。

さまざまな商品・サービスを使いこなすためにも、まずは目的を明確にし、自社に合うものを選び分けましょう。人工知能が自社の課題を解決するコア要素になるかもしれません。


【参考URL】
https://allai.jp/ai-familiar-case/
https://www.sejuku.net/blog/106961
https://coeteco.jp/articles/10158
https://www.tableau.com/ja-jp/data-insights/ai/examples
https://www.kurume-it.ac.jp/style/ai-case
https://aismiley.co.jp/ai_news/examples-of-using-ai-and-artificial-intelligence-to-snuggle-up-to-our-lives/#AI12
https://www.skillupai.com/blog/ai-topics/ai-exercise-example/

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