デジタルマーケティングコラム

コロナ禍だからこそオウンドメディア!重要性や今後のデジタルシフトについて

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総務省統計局の「家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について」によると、ネットショッピング利用世帯の割合が2020年5月に50%を突破しました。50%を超えるのは同調査を開始した2002年以降初めてであり、新型コロナウイルスの影響によって買い物の在り方が大きく変化していることが分かります。
参考:https://www.stat.go.jp/data/joukyou/pdf/n_joukyo.pdf
上記のように消費者行動が徐々にオンライン化する中、企業におけるオウンドメディアの活用が重要視され始めています。デジタルコンテンツ拡充の必要性を理解しようとする企業が増えているからです。そこで今回は、コロナ禍におけるオウンドメディアのメリットや重要性を解説します。

オウンドメディアの特徴、メリット

オウンドメディア(Owned Media)とは、自社で保有するメディア型のプラットフォームです。従来、企業の情報発信に活用されていたコーポレートサイトやブログとは異なり、オウンドメディアにはコンテンツの発信から消費者ニーズの育成、購買促進、顧客のファン化といった一連の役割が存在します。

たとえば、国内で代表的なオウンドメディアに、資生堂の「ワタシプラス」があります。このサイトでは美容に関する最新情報や役立つコラムなどを掲載。コンテンツを通じて顧客ニーズや購買意欲を促進させ、最終的に資生堂の関連商品への売上につなげる仕組みです。

上記のようなオウンドメディアを開設することで、以下のようなメリットが生まれます。
・消費者の商品認知から購入にいたる各経路に沿ってマーケティングを展開できる
・SEO対策やWeb広告と相性がよく、企業や製品、ブランドの認知度拡大につながる
・資産性の高いコンテンツを扱うため、運用期間が長引くほど費用対効果が高まる
・売上や販売数の増加、採用活動の効率化など、目的に合わせて戦略を立てやすい

オウンドメディアには記事や画像、動画といったさまざまなコンテンツを含められます。消費者ニーズを的確に捉えたコンテンツを用意することで、認知度の拡大や販売促進、ロイヤリティの向上といった効果を発揮するのがオウンドメディアの強みです。


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今、オウンドメディアが重要な理由

消費者の広告離れやWeb広告のクリック単価高騰のあおりを受け、オウンドメディアという概念は2009年頃に誕生しました。つまり、この頃から、効果が一過性の広告ではなく、自社コンテンツを拡充する必要性を理解する企業が増え始めたと言えます。

現在、新型コロナウイルスの影響を受け、オウンドメディアに傾倒する流れがさらに加速しています。その理由は、コロナ禍における消費者意識や行動様式の変化により、以下のようなオウンドメディアの重要性が生まれたからです。
・非接触を前提とした消費者意識の変化
・リモートワークを中心とした働き方の変化
それぞれ以下で詳しく解説します。

理由(1)非接触を前提とした消費者意識の変化

コロナ以前と現在では、消費者意識に大きな変化が現れました。特にソーシャルディスタンスや3密回避を徹底しようとする動きが強く、多くの消費者が非接触サービスを前提とした消費活動を意識するようになっています。

たとえば、これまでであれば実店舗を訪れ、専門的な知識を有する店員のアドバイスに従って購入の判断をする消費活動が一般的でした。しかし現在では、あらかじめ商品の情報をWebサイトから調べたうえで、オンライン上で商品を購入するケースが一般化しつつあります。

つまり、現在は情報収集から商品の購買まで、消費者の行動がすべてオンライン上で完結してしまうということです。上記のような流れが加速すると、Webにチャネルを持たない企業はますます不利となることから、オウンドメディアの重要性が高まっています。

理由(2)リモートワークを中心とした働き方の変化

新型コロナウイルスは消費者の意識だけではなく、私たちの働き方さえも一変させました。東京都が2021年1月に発表した「テレワーク導入率調査結果」によると、第1回目の緊急事態宣言が発出された2020年4月には、テレワーク率が62.7%を記録。2021年1月まで50%超の高い水準を保っています。
参考:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/01/22/17.html

自宅で仕事をする従業員が増えるほど、企業の営業活動はオフラインからオンラインへと移行します。たとえば、これまでフィールドセールスを行っていた営業マンは、リモートワークの推進によってリモートセールスが中心となりました。また、営業ツールもデジタルコンテンツが主流になるなど、コロナによって営業活動やマーケティング施策の内容も変わりつつあります。

こうした働き方の変化に対応するためには、オウンドメディアが欠かせません。オウンドメディアを活用しデジタルコンテンツを拡充することで、サイトそのものが営業ツールへと変容します。その結果、社員の働き場所にかかわらず、より効率的な営業活動が可能です。


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コロナ後のデジタルシフトに備えて

ここまでオウンドメディアの基本知識や、コロナ禍におけるオウンドメディアの重要性をお伝えしてきました。

現在はコロナ以前と比べ、消費者が直接的な接触を控えながら消費活動をする傾向が顕著です。そのため、企業にはオンラインを介した情報発信や営業活動が求められています。まさしく現在は、オウンドメディアが最適な時代と言えるでしょう。

アフターコロナを見据え、いまのうちにオウンドメディアの開設やデジタルコンテンツの拡充を視野に入れておくことをおすすめします。

クロス・マーケティングのサービス紹介

クロス・マーケティングでは、デジタルシフトする消費者の変化に合わせたマーケティング活動のご支援をいたします。

◆3CA→A(GA分析/競合分析/消費者調査)
https://www.cross-m.co.jp/digital_mr/3ca_a/
オウンドメディアを最大限ご活用いただけるよう、現状のWebサイトの診断を自社サイトだけではなく競合サイトも含めて実施することができます。

◆UI・UXコンサルテーションサービス「Cross-UX」
https://www.cross-m.co.jp/original_method/crossux/
生活者目線でWebサイトの利用のしやすさを体験していただくことで、課題点を把握し、ユーザビリティ向上を図ることができます。

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