Column コラム
新着記事
-
日本の“当たり前”が通用しないグローバル調査
日本人の緻密な国民性は、アンケート調査においても同様の傾向があります。日本のアンケート回答は、世界でも稀にみる正確性があるという定評があります。国や地域によって差はありますが、他国で日本と同じような質の回答はまず期待できません。質問内容が難しい調査や質問時間が長い調査は、対象者自身が回答する方法(ネットや自記入)では困難な場合も多く、インタビュアーが対面式で質問する面接調査手法を使ったり、質問方法を変えたりするなど、様々な工夫が必要になります。
取材担当 / 中澤 優
2015 / 12 / 17
-
髪に悩む女性のインサイトを探る
第1回 成長市場で新たなポジションの開拓目指すクラシエホームプロダクツは、2014年2月に新しいヘアケアブランド「ディアボーテ HIMAWARI(ひまわり)」を立ち上げ、シャンプーやコンディショナーを発売しました。当社としては、2006年の「いち髪」以来となる大型ブランドの立ち上げです。35歳以上の女性の髪の悩みに応えることをコンセプトに開発した商品で、ターゲットの年齢層はやや高めに設定しています。
取材担当 / 井上 博
2015 / 12 / 11
-
ジャカルタの発展と変化
1976年、私は大学のゼミ研修旅行で、17世紀初頭から日本の長崎、平戸との交易を通じて関係のあったバタビア(ジャガタラ)、現在のジャカルタの地を踏んだ。これを機に、私はインドネシアの歴史、文化、人々に魅せられていった。
取材担当 /
2015 / 12 / 08
-
“気づき”マーケティング(20) シニア層の“食べたい力”に火をつける!
前回のコラムでシニア層の“食べたい力”というキーワードを使った。すでに紹介したことだが、シニア層の朝食にパン食が多いことについて、それは<微変化>をつけていくという欲求の実現だという説明をしたのである。
取材担当 / 辻中 俊樹
2015 / 12 / 03
-
IT企業向けのマレーシアの優遇措置制度「MSCステータス」
MSCとは、「マルチメディア・スーパー・コリドー(MultimediaSuper Corridor)」の略で、マレーシア政府によって指定された情報と知識の開発を促進するための地域のことです。
取材担当 /
2015 / 12 / 01
-
『定性調査(インタビュー調査)』を成功させる“コツ”
「生活者の多様化」「情報の多様化」「マーケット変化のスピードの加速」の時代の中、一般生活者の“気持ちや真意を読みとる”重要性が増してきています。そこで、定量調査(WEB調査など)では取得しきれない、一般生活者の気持ちの奥底にまで踏み込んで洞察することができる定性調査(インタビュー調査)のマーケティング活動における比重が高まっています。今回はそんな定性調査についてご紹介いたします。
取材担当 / 中村 基
2015 / 11 / 19
-
マーケティング戦略のデジタルシフト
第2回 オウンドメディアで競合商品を紹介する理由ニキビケア商品「プロアクティブ」のマーケティング施策にあたって、テレビCMのみに頼っていた旧来のやり方を改め、デジタルマーケティングを根本から見直していったことは、前回のコラムで説明した通りです。「買いやすさ」を追求した公式サイトリニューアルの成功を受けて、次に手をつけたのは「ニキビ」という消費者の悩みと「プロアクティブ」を結びつけることでした。そこで立ち上げたのが、オウンドメディア「ニキペディア」です。
取材担当 / 藤原 尚也
2015 / 11 / 13
-
インドネシアの揚げ物文化と病
インドネシアは17,500もの島々に350の多様な民族が暮らしているため、食も多様性に富み、地域の風土、住民のルーツにより、特色ある郷土料理は潤沢です。食の地域性があるものの、インドネシアのどこへ行ってもゴレガン(gorengan=揚げ物の意。ゴレン goreng=揚げるの意)に出会わないことはなく、インドネシアの食生活に切り離せない存在になっています。
取材担当 /
2015 / 11 / 10
-
“気づき”マーケティング(19) 「朝食はパン」にみる<気になる>スイッチとは?!
「朝食はパン」ということをめぐって、前回はシニア層と『飼育員さん』たちというセグメントの違いについて述べてみた。『飼育員さん』というのは、子育て真っ最中の30~40代のママのことを主としてさしている。末子が幼稚園以下の子どもを抱えているママたちは『飼育員さん』前期、中・高生くらいになると中期、それ以上の年齢の子どもたちを抱えているママたちは後期になる。それぞれ異なったところが当然ある。
取材担当 / 辻中 俊樹
2015 / 11 / 05
-
マーケティング戦略のデジタルシフト
第1回 テレビに頼らない手法を模索ガシー・レンカー・ジャパンの「プロアクティブ」は、ニキビケア商品のトップブランドです。電話やオンラインによるダイレクト販売がメインで、これまで大量のテレビCM投下で認知を獲得するというモデルで成長してきました。市場シェアでも圧倒的なトップの座を誇っていました。
取材担当 / 藤原 尚也
2015 / 10 / 30
-
中国のWechat利用事情
2015年7月には携帯電話の利用時間が一人一日平均158分(2時間38分)と発表された中国。今や、携帯の利用率、とくにスマホの需要はますます高まるばかりです。利用できるアプリも非常に充実しており、中でも、中国のIT最大手のテンセント(腾讯)が運営するWechat(微信)への利用依存度は非常に高いと言えるでしょう。取材担当 /
2015 / 10 / 27
-
インバウンド消費を発掘せよ
第3回 「体験」が次なるキーワード訪日外国人観光客向けに羽田空港で実施した「ウェルカム展示」イベントは、前回のコラムで紹介した通り一定の成果を上げることができました。一方で、今回の取り組みはパナソニックのツーリストモデルを紹介することに留まっており、店頭への送客は今後の課題と考えています。
取材担当 /
2015 / 10 / 19
-
フィリピン(ターラック)での移動手段と国が抱える課題
私は現在、フィリピンの首都マニラから車で約3~4時間かけたところにあるターラックという地域の片田舎にいます。マニラでは鉄道やタクシーがさかんに行き来していますが、私がいる地域、特に旅行者や留学生などの日本人にとっては、外での移動手段は主に2つに限られています。
取材担当 /
2015 / 10 / 13
-
インバウンド消費を発掘せよ
第2回 羽田空港に巨大炊飯器が登場7月9日から20日まで、羽田空港の国際線到着ロビーで「Wおどり炊き」炊飯器を中心としたツーリストモデルの展示イベントを実施しました。メインターゲットは、中国を中心に東アジアから観光で日本を訪れた方々です。
取材担当 /
2015 / 10 / 02
-
“気づき”マーケティング(18) 自分を知って相手を知る!―シニアの『朝食はパン』は何故? 続編―
前回のシニアの『朝食はパン』という話に対して、やっぱり色々な反響と疑問符が私のところに届いてきた。1つは『朝食はパン』という事実に対してである。本当ですか?? お年寄りはごはんであり和食ではないのですか?ということである。これは身近に実際にお年寄りと接するチャンスのない人の疑問であることが多かった。これは仕方がない。だから、事実を捉えることのできる日記調査が大切だということに尽きる。特に30代のマーケターがこんな思い込みをしていることが多い。
取材担当 / 辻中 俊樹
2015 / 10 / 01
-
世界最大の市場・中国の携帯事情~これなしには生活が成り立たない~
中国の携帯キャリアは、中国移動(China Mobile)、中国聯通(China Unicom)、中国電信(China Telecom)の三つがあり、基本プリペイド方式で、必要な分だけチャージできます。
取材担当 /
2015 / 09 / 29
-
インバウンド消費を発掘せよ
第1回 中国富裕層の嗜好を現地で学ぶパナソニックは、2015年の3月に炊飯器「Wおどり炊き」シリーズのツーリストモデル発売に合わせて、訪日外国人観光客による「インバウンド需要」開拓に向けたプロモーションを強化しています。7月には羽田空港で大規模な展示イベントを実施しました。これからの3回のコラムで私たちの取り組みをご紹介します。
取材担当 /
2015 / 09 / 18
-
シンガポールのお祭り~街全体が芸術一色に~
8月末に、シンガポールで開催された芸術・文化が楽しめるイベント「Singapore Night Festival(シンガポール ナイト フェスティバル)」に行ってきました。
取材担当 / 堀川 なつ美
2015 / 09 / 08
-
蚊とり線香で新しい価値の提供を
第3回 お客さま目線で「ちょっとした改善」繰り返す広告については、パッケージや店頭での販促につながるものを中心に組み立てています。テレビCMは、蚊とり線香が売れる6月から8月くらいまでの期間に放映しています。今年は、5月の後半から香りつきの商品をメインにしたテレビCMを初めて展開しました。テレビCMの効果は消費者へ向けた認知度向上も当然ですが、小売店の仕入れにも影響があるので、営業の販売促進をサポートする意味でも非常に大きいと感じています。
取材担当 / 飛田 憲一
2015 / 09 / 04